美しいキッチンは一日にして成らず。日々コツコツ整えていくことで、快適な調理空間を作ることができる──
...と、わかってはいても、そうそう理想通りにはいかないのが生活というもの!
“気持ちはあっても気力がない”
バタバタ目まぐるしい毎日をこなす現代人、ピカピカキッチンへの憧れは抱きつつも理想郷は遥か彼方というのが現実です。
とはいえ、千里の道も一歩から。美しいキッチンへの道のりはシンク周りから。
スッキリ片付いたキッチンに少しでも近づけるべく、今回ご紹介するのは株式会社アーネストから販売されている『逸品物創 シンクを広く使える水切りカゴ』です。
食洗機があれば水切りカゴは必要ない…わけがない!
ここ数年、食洗機を設置している家庭が増えたことで家に水切りカゴを置いていない方が増えているようです。
かくいう筆者も現在の住まいに越してからの5年間、水切りカゴは置いていませんでした。
「食洗機があるんだから必要ないかな」という漠然とした理由で置いていなかったのですが、日々の生活を振り返ってみると“半端の洗い物”が出なかった日などないのです。
“ひとつだけ入れそびれたコップ” “子どもが朝になって出してきた水筒” “食洗機NGの木のお椀” などなど。
なんだかんだとプラスアルファの洗い物をしては、シンクの上にクロスを敷いて乾かしてきました。
もちろんクロスに置くだけだと乾きにくいのですが、調理台に本格的な水切りカゴを置くほどのスペースは無く...。
そんな日々を劇的に変えてくれたのが『シンクを広く使える水切りカゴ』です。
“一般的な日用品にひとひねりのアイデアを加え、日常の衣食住が楽しく、快適になる商品をつくっている” 株式会社アーネストの『逸品物創』シリーズの『シンクを広く使える水切りカゴ』。
株式会社アーネストで販売されている製品は、どれも奇抜過ぎず、かといってありきたりでもない。絶妙なツボをつかれるものばかりで、キッチンツール大好きな筆者はホームページを見ているだけでワクワクが止まりません。
薄型A4サイズの水切りカゴ
水切りカゴのサイズは幅31.5×奥行20.5cm。ちょうどA4サイズくらいという、これまた絶妙な良いサイズ。
そして何より、この水切りカゴ、薄さがポイントなのです。
水切りカゴといえば高さを出してあるものが多いですが、この水切りカゴはあえて低めの6cm。「高さのあるものが置きにくくない…?」という不安も一瞬頭をよぎりましたが、心配ご無用。しっかりとしたステンレス網は安定感抜群で、グラつきもありません。
そして薄いからこそ、収納するときのストレスがゼロ! 立てかけて置いておけるので、必要なときにだけサッと取り出せるのが便利です。
重量も240gと軽量ですが、手触りはそこはかとない高級感が…決してチープな軽さではなく“ちゃんと軽くしようとして軽くなっている”感があります。
それもそのはず、使用しているステンレスは、日本随一の金属の町・燕三条産だとか。料理好き、キッチンツール好きにとっては憧れの燕三条ステンレス。高級感があるのも納得です。
さらに水切りカゴと一緒に使用するのにオススメなのが『コンパクト水切りマット』。吸水性が抜群で、このマット単体でも使い勝手が良さそうです。
こちらのサイズは幅32×奥行22cm。水切りカゴよりもほんのひと回りだけ大きいサイズです。
水切りカゴだけど、水切りカゴ(だけ)じゃない!
水切りカゴと銘打ってはあるものの、洗い物を置いておくだけでは終わらないのがこの製品の魅力。
公式ホームページで紹介されている使用方法も交えつつ、筆者が実際に使ったうえでオススメしたい使用方法をご紹介します。
01:水切りカゴとして
使い方のトップバッターは、もちろん「水切りカゴ」として。
“食洗機を使うまでもない量”ということで筆者ひとり分の昼食の食器を洗ってみました。
プレートとカップにグラス…これくらいの「今ちょっとパッと洗っちゃいたい」にちょうど良い使い勝手です。
フチの高さは低めですが、プレートなども斜めに立てかけることができるので水切れもヨシ。網目の大きさも大きすぎず、カトラリーが落ちることもありません。
02:乾ききらないプラスチック製品置き場に
食洗機ストレスあるあるといえば、プラスチック製品が乾きにくいこと。箸箱や収納容器などなど、ほんのちょっと水滴が残っていることが多々あるのですが、その度にクロスで拭いてしまう…という手間がかかっています。
そこで登場するのが、こちらの水切りカゴ。
拭くまでもない、かといってこのまま収納したくない状態のプラスチック製品を一時的に置いておくのにぴったりです。
03:野菜の水切りカゴとして
この使用方法は、公式ホームページで見て試してみたもの。今回は、スーパーで買った菜の花を洗って水切りしてみました。
こういった葉物野菜は長さがあるので深型のザルでは水切りしにくいのが難点。根の方が重いせいで安定感も悪く、水切りしている最中に葉先からひっくり返ってしまった経験が多々あります。
その点、この水切りカゴであれば横に寝かせることができるので倒れる心配はゼロ。水切りマットの吸水力も素晴らしく、豪快に洗ったものを置いても水が染み出ることはありませんでした。
04:鍋の具材入れとして
これからの季節イチオシの使い方がこちら。鍋用の野菜入れです。
深型のザルに入れると机に置くときに不安定で、葉部分と茎部分をまんべんなく使っていくのが難しいですよね。下の方がとりにくかったり、水気が溜まってしまったり…。
この水切りカゴを使えば、部位ごとに置いてバランスよく使っていくこともできて、食卓での見栄えもグッド!
前述のとおり水切れマットの吸水力も素晴らしいので、多少水気が残った状態でテーブルに置いても水滴は気になりません。
05:収納ラックとしても◎
こちらも公式ホームページで紹介されていた、収納ラックとして使うというアイデア。
シンプルなステンレス製なので、おしゃれ感もばっちりです。
通気性が良さそうなところも、キッチンを収納するのにもってこいなところ。
今回はコーヒーグッズを入れてみましたが、今後はプラスチック容器の乾かしから収納まで一気にお任せしようかな…と目論んでいるところです。
キッチン事情に合わせて 幅広く使える万能選手
水切りカゴとしてはもちろん、収納や食器代わりとしても活躍してくれそうな『シンクを広く使える水切りカゴ』。
物をむやみに増やしたくないキッチン回りだからこそ、1つで何通りも使えるのはありがたいところですよね。
ワンコインで手に入る製品に比べると価格は張りますが、使い勝手を考えるとコスパはいいはず。
筆者のキッチンでも、末永く活躍してくれそうな予感です。
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