タイトル予算は商品の税込み価格です。オンラインショップからは、別途送料が必要です。
日本酒の醸造に使用するお米は「日本のお米＝ジャポニカ米の酒米」のイメージですよね。だって「日本酒」って名がついているくらいですから。
そう思い込んでいたところに現れたのが「インディカ米を使った日本酒」。……ん？ どういうこと？ 興味が湧いてしまったのでひとまずオンラインショップでポチっと。
群馬県利根郡川場村に蔵を構える土田酒造による、インディカ系米「プリンセスサリー」を原料にした、新しい日本酒をご紹介します。
既存のものとはひと味違う新しい日本酒『シン・ツチダ プリンセスサリー2024』
『シン・ツチダ プリンセスサリー2024』は、一般的な日本酒に使用されるジャポニカ米の酒米ではなく、インディカ系米の「プリンセスサリー」を原料としている珍しい日本酒。
インディカ米は、日本で主に作付けされているジャポニカ米に比べ、粒の細長いお米。世界にはなんと10万種ものお米がある上に、その世界の米の流通量の80％をインディカ米が占めているのだそうです。
さらに、ジャポニカ米で作った日本酒も、使うお米や醸造する環境などによって味わいが違っていますよね。ということは「プリンセスサリー」で美味しい日本酒が作れることがわかれば、他の種のインディカ米でも美味しいお酒が作れるかもしれないわけです。
「プリンセスサリー」は、インディカ米の中でも高級と言われる香り米・バスマティ米を日本で栽培できるように改良した品種ですが、海外産のインディカ米にも日本酒の技術が応用できたら、さまざまなお米を原料に世界中で日本酒が作られるようになる未来も。
『シン・ツチダ プリンセスサリー2024』は、クラフトビールのように、さまざまな場所で作られた「クラフトSAKE」が生まれる可能性を秘めたお酒とも言えるでしょう。
このチャートに見るバランスの良さ。そしておすすめ料理の幅の広さ。国産のインディカ系米ということで、なんとなくですが、一般的に輸入されるインディカ米で作ったら全く違ったバランスになるのだろうと想像します。
インディカ米だもの、インディカ米と合うでしょ！
ということで、新高円寺にあるサラムナマステさんにご協力いただき、美味しいネパール料理と合わせて楽しんできました。
グラスに注いで液色にびっくり。黄色い。ジャポニカ米の一般的な日本酒の、無色透明サラサラの印象とはちょっと違います。
また、香りやひとくちめの印象が、日本酒というより焼酎に近い、すきっとした印象を受けました。先のチャート画像では酸味がややしっかりめとされていたので、その酸の立ち方がキュッとしたアルコールに近く感じたのかもしれません。
そしてお酒好きの人の言う《白米で酒が飲める》というのを実感してしまい、ここにも知らなかった深い沼があると感じます。
今回は厳密には白米ではなくチキンビリヤニなのですが、日本の白米とはまた違う米の甘味と、スパイスの香りをパッと広げてくれます。
スパイスの華の開き方がすごいの！ バスマティライスとスパイスの親和性の高さは、お酒になっても健在でした。
数量限定！遠方の人はオンラインショップでも！
『シン・ツチダ プリンセスサリー2024』は、群馬県利根郡川場村にある土田酒造の直営店、またはオンラインショップで購入できます。運が良ければ、百貨店などに催事出店される際にも買えるかも。
車移動ができる人は直営店にお買い物に行くと、お買い物以外にも、工場見学や試飲など豊かな体験ができそうでおすすめ。ちょっと遠方で現地には行きにくいなら、オンラインショップで飲み比べるお酒を選んでみるのも良さそう。たくさん買っても運んでもらえますからね。
日本酒の味わいや風味の違いは興味深いものの、好きだけど詳しくはない筆者。米どころで水のいいところのお酒はうまい！ 辛口のキリッとしたのが好きだけど、米のふっくらした甘味が楽しめるのもいい！ くらいのものだったのに、追究したくなってきてしまうのがね。面白いですよね。
いつもと違う選択をするのは、ちょっと勇気がいるものです。でも、その選択が、これからの食を豊かにしてくれるかもしれません。
『シン・ツチダ プリンセスサリー2024』は数量限定なので、二の足を踏んでいるヒマはなさそう。日本酒の新体験をしてみたくなったら、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
土田酒造
⚫︎住所
〒378-0102
群馬県利根郡 川場村川場湯原2691
⚫︎営業時間
10:00 ～ 16:00 最終入館15:30（直営店含む）
⚫︎定休日
・年末年始
・木曜日
⚫︎駐車場
完備 / 普通車20台・大型バス6台
⚫︎公式オンラインショップ
シン・ツチダ プリンセスサリー 720ml
