クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回取り上げるのは「好みなんて聞いてないぜSORRY 其ノ四」。作り手のこだわりが詰まった…いや、むしろこだわりしかない! 『ヤッホーブルーイング』の期間限定ビールです。
前略好みなんて聞いてないぜ SORRY 其ノ四
毎回、クラフトビールファンの心をくすぐる新作を販売してくれるヤッホーブルーイング。なかでも「前略好みなんて聞いてないぜ SORRY」シリーズ(以下、「好みなんて」シリーズ)は、作り手が本当に作りたいビールを作るんだ! という気概を感じるような、実験的で斬新なものばかり。その面白さと奇抜さで、多くのクラフトビール・ラバーたちの支持を受けているビールなのです。
今回取り上げるのは第4作目にあたる「セッション柚子エール~あら塩仕立て~」。ネーミングの通り、柚子とあら塩が原材料のビールです。
ゆずの生皮の香りと塩味の存在感
「セッション柚子エール~あら塩仕立て~」はアルコール4.5%とやや低めで、分類は発泡酒です。原材料には、麦芽やホップに加えてゆずの皮や果汁、そして塩が含まれています。
乾燥させたゆず皮ではなく生(!)のゆず皮を使用する、というこだわりぶり。そのおかげで、ゆずの香りをしっかり感じることができる仕上がりになっています。
爽やかさだけで終わらない「おもしろおいしい」という新感覚
柑橘類と塩の組み合わせは、お菓子や清涼飲料水などのフレーバーとして数年前からプチブームとなっていましたが、ビールとなると初体験。ひとくち飲むと、最初にゆずの酸味、そして皮のほんのりとした苦味…さらに塩味が追いかけてきます。
ゆずの風味だけが加えてあるのであれば、恐らくサラッと飲み流してしまうビールに過ぎないかもしれません。しかし、そこに塩というエッジが効いているおかげで「おもしろ…おいしい!」と唸ってしまう味わいに。
ネーミングに込められた想いにワクワク
クラフトビールファンとしては、「美味しいビールを飲みたい」という以上に「こだわりのあるビールが飲みたい」という気持ちが強いもの。
クラフトビールのプロである作り手の職人さんたちが、こだわりのある、ユニークで斬新なビールを作りたい! という熱い思いがネーミングにも表れていて、パッケージをみるだけでワクワクしてしまいます。
和風パスタに合わせても◎
「好みなんて」シリーズは、ユニークであることの他に、和の原材料を使用することもテーマにしてあるとか。
和の原材料にマッチするのは、やはり和食…ということで、今回のビールは和風のパスタによく合いそう。ちりめんじゃこをトッピングした和風のペペロンチーノや出汁をきかせたキノコ系のスープパスタなどがオススメです。
クラフトビールを楽しむ醍醐味、それは作り手のこだわりを受け取ることもそのひとつ。「好みなんて」シリーズは、そのこだわりを存分に楽しむことができるビールです。
期間・数量限定の商品なので、売り切れてしまう場合もあるので要注意。店頭なり、オンラインなり…販売しているところを見つけたら、迷わずゲットしてくださいね!