クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回ご紹介するのは、『ヤッホーブルーイング』の「前略好みなんて聞いてないぜSORRY 其ノ二」。ユニークで革新的なテイストのビールを生み出すこのシリーズ、「其ノ二」のフレーバーは、なんと…“かつお節”です。
『ヤッホーブルーイング』前略好みなんて聞いてないぜSORRY 其ノ二
これまで数多くの斬新なビールを生み出してきた『ヤッホーブルーイング』。味わいはもちろん、缶のデザインやネーミングまで…全方向からクラフトビール好きを楽しませてくれています。
そんなヤッホーブルーイングのビールのなかでも、特にスペシャルでユニークな「前略好みなんて聞いてないぜSORRY」シリーズ(以下、好みなんてシリーズ)。
その第2弾となる「其ノ二」は、かつお節をたっぷり使った「うま味一番だしアロマ仕立て ホワイトIPA」です。
ビールにかつお節!?
うま味一番だしアロマ仕立て ホワイトIPA…そのネーミングからもわかるように“かつお節”が使用されているとのこと。「かつお節って…ほんとうに?」と、半信半疑で口に含んでみると、シュワッと広がるホップの旨味の後に、だし! 紛れもなくかつお節がそこに“いる”のです!
特に、飲み下した後の余韻。口内をじっくり探してみると…日本人の誰もが親しんでいる、かつお節のあの風味をしっかり感じることができます。
さっと短時間で旨味を抽出する、一番だし製法でとったかつおだしに、コリアンダーシードやオレンジピールなどのスパイスをミックス。さらにホップの風味も加わって、なんともコクがある、味わい深い仕上がりになっています。
奇抜な組み合わせでインパクトだけを狙っているようなものではなく、きちんと美味しいクラフトビールとして成立しているのがすごいところ。かつお節、ホップ、スパイス…それぞれの個性をまとめる職人技に、日本有数のクラフトビールメーカーとしてのプライドを感じます。
このビールのアルコールは6.5%と少し高め。ビールのスタイルは、エクスペリメンタルホワイトIPAです。
エクスペリメンタル=実験的という言葉の通り、チャレンジ精神に溢れた、ヤッホーブルーイングらしいクラフトビールに仕上がっています。
作り手の楽しみ=消費者の楽しみに
プロフェッショナルの仕事に触れると、心が豊かになる…誰かが本気で作ったものを受け取ることで、心が満たされることはありますよね。
ヤッホーブルーイングの作り手さんが本気でワクワクして作っているんだろうな。そう感じるたびに、消費者としても一緒にワクワクを共有できるような気がします。
「好みなんて」シリーズは、期間・数量限定販売の商品なので、見つけた時点で迷わず購入必至です!