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【ワンコイン!】クラフトビールのススメ 『エチゴビール』FLYNG IPA

クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。

今回紹介するのは、日本で一番最初にクラフトビールを製造した『エチゴビール』の「FLYING IPA」。インパクト大の缶デザインと、負けないくらいインパクトのある味わいにファンも多いインディアペールエールです。

新潟県新潟市にある『エチゴビール』。1994年の酒税法改定後、日本で一番最初にクラフトビールを製造した醸造所として、たくさんの人気ビールを販売してきました。

『エチゴビール』のシンボル 雄ヤギのイラスト

どこかノスタルジックな雰囲気のデザイン

エチゴビールといえば、缶の裏に施されている雄ヤギのイラストが印象的。
ドイツやチェコでは豊作・商売繁盛のシンボルとされる雄ヤギ。このイラストは、創業者の上原誠一郎氏がヨーロッパで演劇を学んでいたときに出会ったドイツ人絵本作家の女性が描いたものだとか。

上田誠一郎氏は彼女の故郷で出会ったビール文化に感銘を受け、日本に戻った後にクラフトビール作りを始めたそうです。映画のようなストーリーに、ロマンを感じてしまいますよね。
こういった製造のバックストーリーを知るのも、クラフトビールの魅力の一部。缶のデザイン、イラストひとつにも、作り手の想いが乗っている…そう思うと、いっそう味わいに深みが出るようです。

極ビター だからこそうまい!

FLYNG IPAはアルコール5.5%、ビールのスタイルは、華やかな香りが特徴のアメリカンスタイルIPAです。

IPA=インディアペールエールの特徴と言えば、やはりその苦みにあります。このFLYNG IPAも、IBU(=苦味指数)は55。一般的に飲まれているラガービールのIBUが20程度であることを考えると、その苦さが想像できるはずです。

通常の約2倍のホップを使用!

麦芽や水と並んで、ビールの主原料となるホップ。種類や量、どのタイミングで投入するかによって、ビールの味を大きく左右する大事な要素です。
ホップは主に苦みや香りのもとになるものですが、FLYNG IPAには通常の約2倍の量のホップが使用されているそう。

実際にひとくち飲むと、喉を龍が駆け抜けるような…というと少々オーバーですが、爽やかな香りのなかにくっきりとした苦味が。「これぞインディアペールエール!」な味わいで、多くのクラフトビール・ラバーを虜にしてきたのも納得、満足度の高い仕上がりです。

限定販売から定番へ

2016年に限定醸造品として販売され始めたFLYNG IPA ですが、好評のあまり翌年から定番商品になったという逸話があるほど。今となっては、エチゴビールを代表する大人気商品になりました。2023年12月から販売されている、同じく龍のイラストの限定醸造品「RED DRAGON IPA」 と飲み比べしてみるのも楽しいかも。

スパイシーなカレーや中華などの濃い料理にも合いそうですが、「エチゴの龍」は是非単独で…じっくり味わって欲しい1本です。

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やた あい

クラフトビール大好き!自宅の冷蔵庫にはクラフトビールを常備しビールに合う料理を日々研究中。 「クラフトビールの生」が飲めるお店を経営する家族を持つ、生粋の"クラフトビールラバー"。

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