安くて、美味しくて、手軽に用意できるおつまみとは?
今回紹介するのは、パクチーを使った『カルディ』の「パクチーポテトチップス」です。
エスニックがお酒に合うならパクチー味もお酒に合う(かも)
お酒に合う料理といえば、エスニック。エスニック料理といえば…そう、“パクチー”です。
クセが強いハーブ類のなかでも、とびきりのクセ強ハーブとして名高いパクチー。「カメムシ草」なんて、あんまりな呼び名もあるほど強烈なニオイで知られています。
苦手な人はニオイを嗅ぐのもNGだけど、好きな人はどんぶりいっぱいに食べたいくらいハマるという魔性のハーブ。
今回ご紹介するのは『カルディ』で販売されている「パクチーポテトチップス」。
エスニックがお酒に合う=エスニックといえばパクチー=パクチーもお酒に合う(かもしれない)という、無茶苦茶な酒飲み公式で導き出した仮説を検証してみます。
『カルディ』パクチーポテトチップス
パクチーの正式名称は“コリアンダー”。“パクチー”というのは主にタイでの呼び名で、スペインでは“シラントロ”、中国では“シャンツァイ”と、国によって呼び名が変わります。
日本でエスニック料理ブームが起きた1990年代当時、初めてパクチーを食べたときの衝撃と言ったら…食べ物の好き嫌いゼロ、スッポンの生き血すらゴクゴク飲める筆者が初めて箸を置いてしまったほど。
多くの日本人にとって似たような印象だったようで、どちらかというと敬遠されながら、けれど徐々に浸透していったパクチー。最近では食べられる人も増えてきたようですよね。
かくいう筆者もあのニオイにも慣れ、今では立派なパクチー好きとなりました。
今や完全に市民権を得たともいえるパクチーをポテトチップスにするなんて、さすがカルディ。ピンポイントでニッチな需要を突いてくるなあと感心してしまいます。
まず、気になるのはやはりニオイ。あの、パクチーをパクチーたらしめる唯一無二の個性はポテトチップスになったときどうなるのか?
開封して、匂いを嗅いでみます。
……なんと、無臭です。パクチー臭、一切なし。ポテトチップスの香ばしい香りがするだけ。もしかして、パクチー控えめの仕上がりなのかな? と、1枚口に入れてみたところ。
「ワー!」と思わず声が出てしまいました。
ニオイ、あります。すっごい、あります。ポテトチップス自体は無臭なのに、口に含むと広がるあのニオイ。(念のため再度申し上げますが、筆者はパクチー好きです)
5種類のハーブが配合
「パクチーポテトチップス」には、パクチー以外にもさまざまなハーブが配合されており、クローブ、カルダモン、シナモンにスターアニス。どれもエスニック料理には欠かせないハーブばかり。
味のベースは比較的シンプルな塩ですが、単純ではない、深みのある味わいです。
結論、パクチーポテトチップスはお酒に合う?
“ビールにはやっぱりパクチーチップスだよね!”というほどのマッチ度では無いですが、ガツンとインパクトのあるおつまみを求めているときにはオススメ。
IPAのような苦くて濃いビールと一緒に、個性と個性でファイトさせるものいいかもしれません。
味はあっさりとした塩味ですが、ニオイは超濃厚。正直なところ、筆者は数枚摘まんで満足してしまいましたが、一緒に食べていた家族(学生時代東南アジアを渡り歩いた猛者)は、バリバリと完食しておりました。
クセが強いのが癖になる! パクチーの“魔性のハーブ”ぶりをたっぷり堪能できる一品です。