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【2300円以内】“禁視絵”とは?『視てはいけない絵画展』で、“何か”が視える人の世界を疑似体験 vol.1〜ある収集家の遺言

タイトル予算は土日祝日の入場料です。グッズ購入には別途費用がかかります。

「※本展示の内容は、すべてが真実とは限りません。」と注釈のついた『視てはいけない絵画展』が、2025年11月28日、銀座東急プラザにて開幕しました。

その様子を、一般公開に先がけて体験してきたのでご紹介します。いざ、“視える”人の世界へ。

目次

とある収集家の遺言により開催された企画展

『視てはいけない絵画展』は、とある一人の収集家の手により人知れず保管されてきた、この世に存在する“視てはいけないとされる絵画”作品群を、彼の遺言により企画展として、特別に一般公開するというもの。

視てはいけないと言われれば視たくなる。好奇心をくすぐられるコンセプトの展覧会です。ホラー好きも美術好きも、歴史や系譜の考察をするのが好きな人も楽しめる内容となっています。

視る者に影響を及ぼしうる作品が25点

展示風景

『視てはいけない絵画展』に展示されているのは、タイトルのとおり“視てはいけない絵画”。強い念が宿ってしまっていたり、描画の行為自体が“あってはならない”とされ、世の中から排除された作品が展示されています。

大きく3つの系譜に分けられるという“視てはいけない絵画”。“視る”ための工夫がされた“視てはいけない絵画”を、広大なスペースで楽しむことができます。

直接視ることが許されず、体験型の展示なるほど、という鑑賞方法の作品も。禁視とされているのに、どうしたらうまく視えるのか試行錯誤してしまい、己の浅はかさを知るという体験もしました。

また、多くの人に視られることで、通り過ぎた不特定多数の念が重なるとも言われています。会期序盤と終盤では、また違った視え方をするのかもしれません。

人間の心が作り出す“視てはいけない絵画”

展示作品のほぼ全てにキャプションが掲出されており、その絵の持つストーリーを知ることができます。

パッと視た印象と、キャプションを読んでから絵を視た印象の変化や、込められた意味のあれこれを知ることで納得感を得たりしながら進んでいくと、より深く視える気もしてきます。

最後の作品は、視ていたのは自分だったはずなのに……という立場の反転を感じ、意識が作品の奥に吸い込まれていくような感覚に。

さっきまで笑って話していた人が、なんの前触れもなくふとした拍子に命を絶つときって、こんな気持ちなのかもしれません。

視てはいけないとされる絵画のストーリーを手中に

視てはいけない封筒 1330円(税込)

同展の公式図録的な扱いになるのでしょうかね。「視てはいけない封筒」は迷わず購入。全ての作品に関する解説=展覧会をほぼ丸ごとを持ち帰れます。

しかもこれ、1点ずつシーリングスタンプを手押ししているのだそうです。個体差だけでなく、そこに乗っているかもしれない念のようなものも楽しめそうですね。

その他、日常でも雰囲気を楽しめる、ステッカーやテープ、ポストカードをラインナップ。

メインビジュアルのポストカードは、なんと目元のテープに仕掛けが。本来触れられないものに触れるため、いけないことをしているという気持ちも相まって、ゾワっとする感覚があります。

制作・監修は「視える人には視える展」チームが続投

同展は、“なにか”が視える人の世界を疑似体験できる、体験型展示『視える人には視える展』の第三弾。初回は2025年春に開催され、累計約4万人を動員した超人気イベント。

『視える人には視える展』制作陣と、ホラー映画作品を手がける映画レーベル NOTHING NEW(ナッシング ニュー)がコラボして制作。

展示作品の監修にも『視える人には見える展』から引き続き、霊視芸人のシークエンスはやとも氏と、代々霊能力家で、透視・霊視を用いたカウンセリングサロンを運営されているMiyoshi(みよし)氏が参加しています。

会期は2025年12月28日まで。銀座駅すぐの東急プラザ銀座にて

「視てはいけない絵画展」入り口

「視てはいけない絵画展」は、2025年12月28日まで、東急プラザ銀座6階の特設会場にて開催中。東京メトロ銀座駅C2・C3出口すぐで、迷う余地はなし。建物に入ったらそのまま6階へ。

構造が剥き出しの広大なスペースはガラス張りで、外の世界との境界が曖昧にも感じられ、雨の夜の鑑賞は特に素晴らしいのではないかと想像します。昼間の圧倒的日常で視る感じもいいですが、暗い時間を推したい気がしています。

「視てはいけない」と言われれば視たくなるのが人間の性。好奇心に従って、ぜひ足を運んでみてください。

次回、vol.2では、特に気になった作品をピックアップしてご紹介します。

「視てはいけない絵画展」

⚫︎会期
 2025年11月28日(金)〜12月28日(日)

⚫︎会場
 東急プラザ銀座
 〒104-0061 東京都中央区銀座5-2-1 6階特設会場

⚫︎アクセス 
・東京メトロ
  銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」C2・C3出口徒歩1分
  日比谷線・千代田線「日比谷駅」A1出口徒歩2分
 ・都営地下鉄
  三田線「日比谷駅」A1出口徒歩2分
 ・JR
  山手線・京浜東北線「有楽町駅」銀座口徒歩4分

⚫︎時間
 11:10〜20:30(最終入場19:30)

⚫︎入場料
 平日 ¥2,000(税込)
 土日祝 ¥ 2,300 (税込)
「視てはいけない絵画展」

「視てはいけない絵画展」公式サイト

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この記事を書いた人

美味しいものと美術展とライブをテンション高めに楽しむワーママでバンギャ。コーヒー歴15年超の、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター2級。12星座をモチーフにしたオリジナルブレンドのコーヒー屋を営んでいます。

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