“安くて美味しくてラク”をキーワードに、究極のおつまみを探し求めている筆者が今回ご紹介するのは『オリエンタルクリスプ』のトムヤムカシューナッツ。
タイ料理で有名な、あのウマ辛酸っぱいスープをナッツで再現するという、チャレンジングな一品です。
『オリエンタルクリスプ』トムヤムカシューナッツ
常日頃からおつまみアンテナを張り巡らしている筆者。“美味しい”おつまみを探しているのはもちろんですが“面白い”おつまみもまた捨てがたいもの。見た目だけでは味が想像できないような、ちょっと変わったおつまみを見つけると試さずにはいられません。
もしかすると失敗するかも、という不安もなくはないのですが、それ以上にワクワク感が勝ってしまう……とにかく口に入れてみたい! 貪欲な食い意地で日々探求中なのです。
今回ご紹介するのは、そんな筆者の“面白”アンテナにひっかかった『オリエンタルクリスプ』の「トムヤムカシューナッツ」。あのスープをナッツのフレーバーにするって、一体どういうこと!?
スパイシーでカリッカリ
開けてみて、まずは香りを確認。
アルミパックに封じ込められていた、トムヤムクン特有のあの酸っぱ辛い香りが! 柑橘系の爽やかな香りに交じって、魚介のような香りも……しかし、原材料には魚介類は含まれていないので不思議です。
細かくクラッシュしてあるのでどれがどのハーブかはわかりませんが、含まれているのは「カフィアライムリーフ(加工品)」「ローストレモングラス」「エシャロット(加工品)」など。
「カフィアライムリーフ」はこぶみかんの葉のことで、東南アジアの料理には欠かせないハーブのひとつ。トムヤムクンはもちろん、カレーや肉・魚料理など幅広く使用されています。
「エシャロット」は玉ねぎに似た野菜で、ニンニクのような香りと辛味が特徴。「レモングラス」はその名の通り、レモンの香りがするハーブです。
恐る恐る口に入れてみると、最初の印象はちょっと甘い? 甘辛い醤油のような味わいです。
と、ひと粒ふた粒咀嚼していると、急に……辛い! 油断していたところに、スパイシーの波が襲ってきます。激辛系のスナックを食べた時ほどのヒーハーする感じはありませんが、確実に辛い。
カレーは辛口、キムチもモリモリ食べられる筆者ですが、それでも飲み物なしではちょっと食べ切れないかも。4,5粒食べたところでいったんブレイク(という名目のアルコール)を入れたくなりました。
噛むごとに味わいが変わる不思議な味わい
トムヤムクンフレーバーがまぶしてあるわけではなく、それぞれのハーブをミックスして味を再現してあるため、完成度は高め。噛んで口のなかでトムヤムクンを完成させていくような……味に段階がある凝った作りです。
全体的な味つけは濃くなく、ナッツの風味もしっかり感じられるくらい。やたらめったら辛いわけではないけれど、ちゃんと辛い。普通のナッツで飲むのに飽きたときにチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。
個人的に、エスニック料理に合わせたいのはキリッと冷やした白ワイン。酸味があるタイプならなおさら、“ウマ辛酸っぱい”フレーバーを引き立ててくれるはず!