温めるだけですぐに食べられるレトルトのあれこれ。筆者宅も非常食のローリングストックや、日々の楽チンごはんのために何かしら常備しています。もちろんカレーも。
レトルトカレーもさまざまあり、好みの銘柄がある方も多いでしょう。
今回は、家庭用・業務用に幅広くレトルト商品を展開している『MCC』から、MCC CAFE STYLEの業務用レトルトカレーをチョイス。ビーフカレー3種を食べ比べてみました。
“定番”と“未知”と“あれのこと?”の3種
このシンプルなパッケージが業務用然としていていいですね。高級感もありつつ、種類を判別しやすい。1人前180gで、サラダや副菜を添えても無理なく食べ切れる量で絶妙ですね。
辛さ度合いもパケ裏に表記があり、購入の際の参考にできるのも嬉しいところ。また、粘稠度の記載もあり、ルーのかたさの好みからも選べます。
いざ実食!際立つ個性!
湯煎で温めて器に開けると、それぞれにスパイシーな香りが。期待高まります。
今回は、辛さに対しての感度が低めの60代40代と、ここ2年くらいで一味唐辛子やタバスコを使うようになった10代の3名でレビュー。なお、我が家のカレーは常に中辛です。
タヒチ風は辛さ控えめで、米より芋が合いそう
甘さに始まってしょっぱさに着地するタイプのタヒチ風。南国、ポリネシア文化、フランス領という漠然としたイメージでしたが、これはお芋とか、赤道に近い国でよく見られる甘くないバナナとかが合いそう。
これはこれでおいしいけれど、日本米だと塩分の強さに負けてしまう印象がありました。蒸したじゃがいもとか用意したらよかったかも。
野菜の甘みとスパイス感のバランスがいいジャワ風
ジャワ風は、煮込まれた野菜の甘みが前面に出ており、まず感じるのが甘さ。だんだんとスパイスの香りが立ってきて、後味にはさわやかな辛味が残ります。
これをおうちで食べられるの、とてもいいと思う! 温め必須なので、重大な災害時の非常食としては弱いけれど、有事にこのカレーが食べられたら、相当に心が救われると感じます。
定番の欧風は安定の美味しさに意外な香りが
こちらは定番中の定番。何を考えることもなく食べ始めたら、ココナッツの香りする? 欧風だよね? ココナッツ……欧風……??
不思議に思って原材料表示を確認すると「ココナッツパウダー」との表記が。入ってる!!
馴染みのある欧風カレーですが、気付かなかっただけでずっと入っていたのでしょうか。やわらかな深みを感じて美味しかったです。
世代差か好みの差か、各自のお気に入りやいかに
タヒチ風、ジャワ風、欧風の順で気になっていた、知人に《フードアグレッシブ》と称される筆者。未知のタヒチ風への興味が勝っていましたが、実食後はジャワ風が好みでした。野菜の甘みとスパイス感がドンピシャ、というところです。
母と娘は保守派。「欧風、ジャワ風、タヒチ風の順で好みだと思う」と口を揃えていました。実食後、母はジャワ風、娘は欧風が好みということで。これは辛さ耐性やスパイス感の好みで割れたのかなという印象でした。
MCCのレトルト商品は、パスタソースやスープなどもクオリティが高く、価格も手頃。また賞味期限も長いので、買い置きや備蓄用のローリングストックにもおすすめです。
楽しくなってしまったので、近いうちにチキンカレー編もお送りします!
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