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【2500円以内】40周年記念『トランスフォーマー博2024』で歴史をまるっと履修&堪能!

タイトルの予算は日時指定チケットの料金です。券種により料金が異なります。また、グッズ購入には別途費用が必要です。

1984年からアニメの放映が始まり、今も各シリーズで根強い人気を博している「トランスフォーマー」シリーズ。

シリーズのスタートから40周年を迎えた今年、記念企画展『トランスフォーマー博2024』が、品川区天王洲アイルの寺田倉庫G1ビルにて開催中です。

「トランスフォーマー」といえば実写映画シリーズ! という、浅瀬も浅瀬でちゃぷちゃぷしている筆者ですが、それでもめちゃくちゃ楽しんできました!

ファン垂涎の資料展示の数々

入り口を入ってすぐに壮大なお出迎えを受けた先には、貴重な資料がずらりと並んでいます。

現存していることが奇跡のようなものから、マーベルコミックス、海外版、子ども向け雑誌のノベルティや、おもちゃに封入されていたパンフレットなど実にさまざまです。

このあたりのことはチェックしていなかった筆者ですら、すこーんとテンションが上がるほどのラインナップ。

ずっと見てきたファンの方々にとってはそれはたまらないでしょう。親御さんの影響でがっちりハマった様子の小さなファンもいましたが「これは? これは持ってた?」「いいなー! 欲しい!」なんていう声が聞こえてきました。

一切の妥協なき商品開発

ユニクロン、これが球体に変形するんですよ……すごくない?

タカラトミーからフィギュアの数々が発売されているトランスフォーマー。個人的には実写映画が、トランスフォーマーといえば! なのですが、往年のファンにとってはアニメやフィギュアが挙げられるものと想像します。

精巧緻密で、変形前後の細部まで考え尽くされていて、美しくてかっこいい。これは確かに一過性のおもちゃではなく、手にしたときそこはもう深海だった、くらいの愛情を傾けてしまうのも頷けるというものです。

ものすごい枚数の開発資料が展示されているのも、本展の見どころのひとつ。正面からの絵だけでもとても緻密に書き込まれているというのに、後ろ姿、俯瞰、変形の際にどこがどうなる……とか。

1枚の紙の中に、とんでもない情報量が詰め込まれているのに、シンプルでわかりやすく、素人が見ても楽しめます。

バンブルビー贔屓でお送りします。可愛い。好き。

また、人形の命ともいえるお顔。現在はデジタル化も進み、物理的な型を作る機会は減っているそうですが、かつては職人さんの手によって作られていました。

緻密に作り上げるために、きちんと表情を作れるサイズからサンプルを作り、それを縮小していくのだそう。その過程も見られる、かつ、その後の完成品の数々も見られるので、造型ファンにとっても興味深いのではないかと感じます。

こちらをうっかりしそうになりましたね。

今後の大きな支出の予定がなければ、うっかり2万円超えのフィギュアを買うところでした……素晴らしき造形美。

アニメもフィギュアも実写映画にもそれぞれの良さがある

各エピソードで登場人物もさまざまなトランスフォーマー。実写映画のシリアスなストーリーに惹かれて観るようになったものの、その他のシリーズは未履修。そのため、どの映画にも登場するメインキャスト以外についてはほとんど知りませんでした。

しかし、展示内容を見ていくと、こんなにも魅力的なキャラクターが、こんなにたくさんいるの?! そりゃハマっちゃうわけだよね! という印象を受けます。

さまざまなシリーズの映像や音声が流れている会場内。思わずクスッとしてしまうようなシーンも流れていて、本展の企画に携わった方々、プロの沼先案内人だわ……と強く感じています。

かっこよさ、可愛さと、細密さにときめく

あとでお外出ようねぇ。

バンブルビーの愛され者感、めちゃくちゃ可愛かった!! 小さいフィギュアをお迎えしたので、見つめ合いながら執筆しています。可愛いねぇ。

大きな立像もいくつも展示されており、その造りもとても精巧。いくつかは背後にまわれる配置のため、後ろ姿も見られます。精巧、緻密。美しい。

2024年9月20日公開の映画「トランスフォーマー ONE」の、オプティマス(コンボイ)の眼差しにもときめくものがあります。同じ戦友でも、バンブルビーとメガトロンに向けてでは、まとっている空気感にも違いがあるように感じます。

アニメ未履修だからこその発見も

2019年4月〜2020年1月まで配信されていたアニメ「トランスフォーマー サイバーバース」は、バンブルビーがかつての戦いによって失った記憶を、友人のウインドブレードと共に探り、取り戻していくというストーリー。

このウインドブレード、実に筆者好みの美人なのです。こんな美人がいるなんて聞いていません。展示されている開発用のデザイン画の横顔のなんと麗しきこと……。リアルため息が出ます。

ほかにも、映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」(2023)は観たものの、アニメ版のビーストシリーズは未履修。キャラクターの解説に《○○と仲がいい》との記載があり、そうなんだ?! と。見てまわる中にそんな発見がいくつもありました。

余談ですが、同作に登場するミラージュ。字幕版も吹替版も、はちゃめちゃにチャラ熱くていいヤツだったので、機会があれば観てみてください。

網羅的かつすっきりとまとまっていて優秀な公式ガイドブック

会場内の壁面に展示されている資料などは撮影禁止。ですが、それらは公式ガイドブックに掲載されています。

国語便覧や歴史資料集のような形で振り返ることができるので、より深く楽しみたい、見てきたことを振り返りたい、という人は必携です。

寺田倉庫G1ビルにて。会期は2024年9月29日まで!

会場は、寺田倉庫G1ビル。りんかい線、東京モノレールの天王洲アイル駅が最寄りです。

駅前は大きなビルが多いですが、区画が整理されているので道順は簡単。どちらの駅からも徒歩5分ほどなので、地図があれば余裕で着けます! そう、プロ迷子を自称する筆者でもね!

どちゃエモ!!!

展示終盤にある、オリジナルストーリーのストップモーションムービーも必見です。なんならちょっと泣きそうになっちゃった。

歴史を振り返るもよし、新たな試みを楽しむもよし。想像を超えるボリューム感の『トランスフォーマー博2024』。どっぷりと世界に浸りに行ってみてはいかがでしょうか。

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蓮水おり(ori hasumi)

美味しいものと美術展とライブをテンション高めに楽しむワーママでバンギャ。コーヒー歴15年超の、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター2級。12星座をモチーフにしたオリジナルブレンドのコーヒー屋を営んでいます。

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