喫茶店の数多ある名古屋。老舗喫茶店も新しいカフェも、中には老舗を改装リニューアルした喫茶店なんかもあります。
今回訪れた『なごのや』は、老舗喫茶店『西アサヒ』を、1階はカフェレストラン、2階をゲストハウスに改装したお店。
2024年、5回目の名古屋。もはや出張の域。でも行くならせっかくですからね。ランチを楽しんできました。
当然のごとく《時は推しのライブ前》です。
きゅうりのさわやかさがいいバランスの「チーズタマゴサンド」
昭和7年から地元で愛され続けているという名物が「タマゴサンド」とのことなのですが、もうちょっとボリュームがほしかったためチーズ入りの方に。
シンプルな味わいのオムレツにとろとろのチーズがたっぷりで、チーズオムレツとしても十分に美味しいタマゴ。
そこに、千切りきゅうりの食感とさわやかな香りがプラスされて、さっぱりして食べやすいこと。
タマゴとチーズにパン3枚はちょっと重かったかなと思ったのですが、きゅうりがあることでぺろりでした。美味しかったです。きゅうり、いい仕事する!
ラージサイズがほんとにおっきい!「なごのやオリジナルブレンド」
もはやスープマグなサイズのマグカップにたっぷりといただける、「なごのやオリジナルブレンド」。
マイルドな口当たりで、一般に飲みやすいバランスの取れたお味のブレンドです。日本人好みだな、という印象ではありますが、華やかな香りがあって好みでした。
創業当初はハイカラな存在だった老舗喫茶西アサヒ。当時は煮出してコーヒーが淹れられていました。
出典:なごのや公式サイト
「ハイカラ・老舗喫茶・煮出しコーヒー」この3つの言葉からイメージしてつくられた、当時の空気感を思わせるなごのやのオリジナルブレンドコーヒーです。
コーヒーが飲まれ始めた明治〜昭和初期にかけては、現在に比べて、コーヒー器具はまだまだ少なく、砕いて粉にしたお豆を煮出して抽出していました。
知ってはいたものの、実際にその抽出方法で提供していたお店があったのか! と思うと、コーヒー好きの血が騒ぐというものです。
戦前にカフェ文化が流行ったのだから、そりゃあるんですけれども。
地下鉄 丸の内駅から徒歩5分ほど。円頓寺商店街の中
外観に圧倒的味わい深さのある『なごのや』は、円頓寺商店街の中にあります。
地下鉄桜通線 国際センター駅、地下鉄鶴舞線丸の内駅それぞれから徒歩5分ほど。名古屋駅からも20分ほどと徒歩圏。お散歩がてら歩くのもいいかもしれません。
名古屋城からも20分とのことなので、名古屋駅→なごのや→名古屋城なんてルートで散策しても楽しそう。
老舗喫茶店の良さを受け継ぐ新たな喫茶店『なごのや』。美味しい喫茶店メシをめざして、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
『なごのや』
愛知県名古屋市西区那古野1-6-13
「名古屋」駅より地下街ユニモールを抜け「国際センター」駅2番出口へ
地下鉄桜通線「国際センター」駅2番出口 徒歩5分
地下鉄鶴舞線「丸の内」駅8番出口 徒歩5分
⚫︎営業時間:11:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
⚫︎定休日:なし
⚫︎予約:電話、公式サイトより可能。休日は不可