筆者・佐古道美珠の使用ツール スマートフォン : iphone13pro
吸い込まれるように観覧車に魅せられ、吸い込まれるように乗車したことは前回までにご紹介しました。
今回はドキドキの乗車体験のご紹介です!
ヒトリカラオケ、ヒトリ焼肉、に次ぐ、ヒトリ籠(の中)
高所恐怖症を公言している筆者は、そもそも『乗車する』という概念がありません。子どもにせがまれてか、珍しい観覧車のため【誰かと】乗車が基本なので、一人での乗車は初体験です。また一つ大人の階段をのぼりました。
大人の階段だけでなく、観覧車ものぼっていきます
乗車口から放たれた観覧車はゆっくりと、しかし確実に高度をあげていきます。観覧車の半分より下のカーブまではなんとか鉄骨を中から楽しむ余裕がありました。
『お花柄にしたけど、これだと鉄骨がよく見えなかったかな』なんてことを思う余裕もここまで。
恐怖は半分より上になった頃、唐突に始まります
高度をあげるにつれ、明らかに、地上より風が吹いています。風が、ゴンドラを揺らします。第一パニック。ガタガタいってる。ゴンドラが取れる……(※取れません)。
しかも頻繁に※タキサイキア現象が起こり、観覧車が止まっているような感覚に陥ります。
※スローモーション現象ともいわれます。感情によって時間の進み方が変動する現象のこと。一瞬の出来事でも長く感じることがあります。時計の秒針で体験したことのある方は多いはず。
こうなると鉄骨どころではありません。込み上げる恐怖、噴き出す汗、催す吐き気。
『前回の大阪で何を学んだんだ』と後悔に苛まれながら目を閉じます。
目を閉じていてもたまに揺れるので涙目です。
知らぬ間にてっぺんを通り越しても、恐怖は続く
吐き気も治まり、恐る恐る目を開けると、知らぬ間にてっぺんは通り過ぎていたのでやや冷静さを取り戻した筆者。
せっかくだから遠くを撮影しようとスマホを取り出した瞬間。
「ぐらっ」
乗車した際に、中心に近い側へ腰を掛けていました。てっぺんを過ぎるとその座席は、外側になるのです。
なんというトラップ……!!!
パニック再び。友人に助けを求めるも一向に既読にならず
待ち合わせをしていたいつものフッ軽友人はラインの返信もフッ軽です。励ましを求めるも今日に限って み! な!! い!!!
震える脚を汗で濡れた手で掴んでいるうちに、地上へ生還。
汗をびっしょりかいて、地上に降り立ちます。ふらふらと歩いている様は異常だったことでしょう。
宣誓
筆者はもう今生では観覧車には乗らないことを誓います。また、生まれ変わったら高所恐怖症でないことを祈ります。
筆者は鉄骨の女。観覧車の鉄骨さえ楽しめれば十分満足なのです。忘れかけていた気持ちを思いださせてくれてありがとうモザイクモール大観覧車。
下車してから思う存分に撮影。一部どうしても隠れてしまうのはビル併設の歯がゆいところ
その点を考えると…………やはり乗車してよかったのかもしれません。構図もバランスもあったものではありませんが、一応青空と鉄骨も撮影できております。撮影しただけで、肉眼では見ておりませんが。
白い鉄骨は恐怖に震える筆者に構わず伸びやかに空を横切ります。
外から見たらこんなに優雅なのに、内なる熱意はゴンドラをも揺らすのですね。
白い鉄骨は周囲との調和もとれ、とてもいいですね。そりゃ鳩も飛ぶわけだ。
求愛の引力強めな観覧車。乗ったり撮ったり、いかがでしょうか。筆者はすべて吸い取られました。
【乗車時間】
約12分/周
【営業時間】
平日11:00~21:00
土日祝10:00~21:00
最終受付20:45
【料金】
・400円/1人※身長100㎝未満のお子様お1人無料(大人お1人が同乗につき)
・サポーター同伴者限定半額券 200円
・回数券(12枚つづり 有効期限6カ月) 3,000円
『わんちゃん観覧車』
【営業時間】
平日11:00~19:00
土日祝10:00~19:00
最終受付18:30まで
【料金】
・400円/1匹