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【5000円以内】おひとり様も楽しめる。壱銭屋 善平の「せり鍋御膳」と「宮城の地酒呑みくらべ」

寒波の到来で急に冷え込む12月。そうなると温かいお食事が恋しくなりますよね。

推し(というかご本尊というか)のライブで仙台に行く予定があり、冬! せり鍋が食べたい! 平日ランチ! ということで検索。

せり鍋をランチで提供しているお店自体が少なく、あっても2人前から。いや、ひとりなのよ……と半ベソで検索を続けたところ、あった! ありました! しかも仙台駅すぐ!

半ば執念で見つけた、壱銭屋 善平で「せり鍋御膳」と「宮城の地酒呑みくらべ」を楽しんできたのでご紹介します。

目次

好みのお酒が見つかりそうな「宮城の地酒呑みくらべ」六種類

宮城の地酒呑みくらべ 六種類 1650円

こちらは、宮城の地酒を6種類呑みくらべできるという素敵な利酒セット。お猪口が6つなので、全部で120〜150mlくらいでしょうかね。グラス1杯分くらい。いろいろなお酒を少しずつ楽しみたいときにぴったりです。

どれも、お料理を食べ進めながら飲んでいくと、そのときどきで印象変わります。日本酒ビギナーさんがお好みを探すのにもいいのかなと感じました。

乾坤一(柴田)
宮城のお酒、おすすめの大定番。初めのひと口は甘く感じたけど、辛口のお酒。後味がすーっと甘く残ります。

栗駒山(栗原)
ひとくちめの印象は甘さ。甘いながらもりんごのようなフルーティーさが感じられて、すっきりとした印象です。お米の香りの余韻もあり、締めのひとくちにいいかも。

阿部勘(塩釜)
6種の中で、いちばんすっきり辛口に感じました。前菜とも好相性で、食中酒にするならこれがいいかも。

日高見(石巻)
お米の香りがふっくらと。飲むと甘いのかなーと思いきや、後味は少し余韻を残しつつもすっきりでした。

伯楽星(大崎)
口当たりのやわらかさが印象的で、6種の中ではすごく優しく感じます。マイルドな口当たり同様の穏やかな余韻。甘さも感じますが、この中ではすっきりめな印象です。

水鳥記(気仙沼)
こちらも口当たりはやわらか。上顎の奥にキリッとした余韻が残る、フルーティーな印象。日本酒ビギナーさんは伯楽星→水鳥記から始めると飲みやすそうかなと感じました。

「せり鍋御膳」で東北を堪能

「せり鍋御膳」は、前菜4種とせり鍋、デザートとコーヒーまで付いて、3300円(税込)。大満足の内容で、これを目当てに来た甲斐があった! と思わせてくれます。

東北の味をたっぷり楽しめる前菜4種

お野菜と煮物がメインの、東北を味わって! というラインナップ。

上品なお味の厚焼きたまごとナスの田楽、ほっくりした栗のひと皿。

ナスの田楽は、肉味噌に実山椒が入っていてさわやかな香りが。少し甘めなお味噌の中に粋な香りがしてとても好みです。

こちらはお出汁しみしみの笹かまと食感の残るすりおろした山芋、菊のおひたし。

菊のおひたしは東北の文化なのでしょうかね。上品で優しい味わいで、菊の花の香りが感じられます。

きんぴらごぼうはオーソドックスながら落ち着く味わいでとても好きでした。彩りの枝豆がいい香りを添えてくれるのも嬉しいポイントです。

こちらの煮物は、お味はしっかり染みているのにとても優しい。ごぼうもにんじんもしっかりやわらかくて、ちくわもこんにゃくもしみしみ。これはお酒が進みます。

お出汁と香りを存分に味わえるせり鍋

ちょっと甘めのお出汁がたっぷりのお鍋と、私がメインです! というボリュームのせり。コレを求めてたのよ!

締めはおうどんと雑炊から選べますが、おすすめを伺い、おうどんにしました。

見て! みずみずしいせりの青さとツヤツヤの鴨肉! たっぷり楽しめるボリュームです。

まさかの煮えたお鍋単体で撮った写真がなかった……ちゆさん、せり鍋だよ〜。

おつゆが煮立ったらまずは鴨肉を入れ、また煮立ったら根せりを。もう一度煮立ったらくきと葉も入れて、さらにもうひと煮立ちしたら完成!

重なっている順番に上から入れていけばいいので、説明を聞き逃しても安心です。

煮えたらアツアツをいただきましょう。根せりはしゃきしゃきで、さわやかなのに香りが濃い! 根の1本ずつを感じられて食感もとても楽しい。

くき、葉はしゃくしゃくした食感。こちらはあっさり火が通ればよさそう。香りがとてもさわやかで、三つ葉やパクチーなど、香りの強い葉物が好きならきっと好みでしょう。

青臭さやえぐみもなく、せりの香りと食感とを楽しみ切れます。いいですね、せり鍋。また冬に行く機会があればリピ確。

鴨肉もやわらかくて、お出汁も出ていい仕事をなさる。お肉足りなくない? と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはね、せりがメインなのをわきまえている量です。ベスト。

後半になるとくったりと煮えたせりの根や葉が、お出汁をたっぷりと抱えていて、なんとおいしいことか!

締めのおうどんは、鴨の脂とせりの香りが移った出汁の美味しさをたっぷり楽しめます。飲みきりたい……!

締めには生卵が付いていて、卵とじにしても麺をつけても、ということだったので、つけていただきました。

卵とじない派の方は、ぜひつけてみてください! お出汁をね、ちょっとだけ溶いたたまごに入れてくださいね。めちゃうまなので。

デザートは季節のフルーツ

デザートは、フルーツのヨーグルト添え。12月初旬は、柿にヨーグルトときな粉がかかっていました。実にちょうどいい。

飲み物はコーヒーか紅茶が選べ、食後にホッとひと息つくのにぴったりです。

JR仙台駅東口から徒歩1分。ゆったり贅沢な全室個室

壱銭屋 善平は、仙台駅東口から徒歩1分。新幹線北口改札からは3分ほど。

牛たん通りを抜けて2階に下り、エスパルとパルコの間を抜けた突き当たりを右に。仙台駅北部名掛丁自由通路を進み階段を下りて、左手にオレンジ色の看板が見えたら到着!

また、おひとり様できる! と浮かれて予約したところ全室個室で、お邪魔してびっくり。4名は入れそうな個室を独り占めし、ゆったりと周りを気にせず楽しめて最高でした。

仙台の冬の名物せり鍋を、ひとりで気軽に楽しめる壱銭屋 善平。牛タンやお寿司ももちろんいいですが、冬に行くならせり鍋と日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

壱銭屋 善平

⚫︎住所
 宮城県仙台市宮城野区名掛丁114 ソレイエスト名掛丁 2F

⚫︎アクセス
 JR仙台駅 東口 徒歩1分

⚫︎営業時間
 月曜
 11:30 – 14:30L.O. 14:00
 17:00 – 00:00L.O. 23:30

 火・水・木・金・土曜
 11:30 – 15:00L.O. 14:30
 17:00 – 23:00L.O. 22:30

⚫︎定休日
 日曜日

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この記事を書いた人

美味しいものと美術展とライブをテンション高めに楽しむワーママでバンギャ。コーヒー歴15年超の、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター2級。12星座をモチーフにしたオリジナルブレンドのコーヒー屋を営んでいます。

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