クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回ご紹介するのは『OH!LA!HO BEER(オラホビール)』の雷電閂‐カンヌキ‐IPA。伝説の最強力士の名前を冠した“禁じ手”IPAです。
『OH!LA!HO BEER』雷電‐カンヌキ‐閂IPA
長野県東御市(とうみし)にあるブルワリー『OH!LA!HO BEER(オラホビール)』。「オラホ」とは、東御市周辺の方言で、「わたしたち」「わたしたちの地域」といった意味だそう。1996年から地域振興の一環としてビールづくりを始め、2010年から自社でホップも栽培しているというこだわりブルワリーです。
今回は、『オラホビール』のイチオシ、浮世絵風の缶デザインがインパクト大の「雷電閂‐カンヌキ‐IPA」をご紹介します。
ネーミングの由来は伝説の最強力士
オラホビールの所在地である東御市出身の力士、雷電爲右エ門(らいでんためえもん)。江戸時代に活躍した力士で、生涯の黒星は通算10個、勝率は9割以上という驚異的な成績を残した伝説の力士です。
そんな最強の力士の名前を冠したビールは、缶デザインもインパクト大。黄、紫、朱の3色が織り成すド派手なパッケージからは、他を圧倒するような強気のパワーを感じます。
飲みやすくフルーティーなインディアペールエール
雷電閂‐カンヌキ‐IPAはアルコール6%、ビールのスタイルはアメリカンスタイルIPAです。
アメリカンスタイルIPAのIPAとは「インディアペールエール」の略。18世紀末ごろ、イギリスからインドに輸出する際に防腐剤の役割を果たすホップを大量に入れたことから始まった製造方法で、高いアルコール度数と、強い苦味が特徴。アメリカンスタイルIPAは、アメリカ産のホップを使用しているものを指します。
アメリカンスタイルIPAは、フルーティーな柑橘系の香りと強い苦みが特徴。雷電閂‐カンヌキ‐IPAもIBU(=苦味指数)が63とやや高めです。
けれど、決して苦すぎるということはなく、むしろ口にして最初に感じるのは爽やかさの方。
缶デザインやネーミングは“アクが強く”“にぎやか”ですが、飲み口としてはバランスが良く、穏やかにすいすい飲むことができるビールなのです。
“映え”ゴコロにグッとくる ポップなデザイン
クラフトビールといえば、缶のデザインも楽しみのひとつ。
なかでもオラホビールのデザインは、どれもポップで目を引くものばかり。カワイイもの好きにはたまりません。
雷電閂‐カンヌキ‐IPAのカラフルな色彩も、国産クラフトビールのなかでは随一。良い意味でビールらしくないデザインともいえ、そこにあるだけで食卓をパッと華やかにしてくれる…“映え”要素も抜群です。
毎年味が変わる! シークレットビールにも注目
日本の四季と旬の味覚を楽しむことをコンセプトに、毎年発売されている雷電の季節商品「ビエール・ド・雷電季節仕込みビール」。2023年のテイストは「桃のサワーエール」とのこと。
「極め仕込みシークレット」と銘打って発売されるこのシリーズは、数量限定の早い者勝ち。筆者もなかなか店頭でお目にかかれたことがありません。2023年分はの12月21日に発売されたばかりなので、見つけた時には即ゲットがオススメです。
缶デザイン、ネーミング、味…すべてにおいてエンターテインメント性が高い! 『OH!LA!HO BEER』是非注目してみてくださいね