クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回は、スペイン・マドリードを代表する老舗メーカー『MAHOU(マオウ)』のフレッシュなIPAをご紹介。缶デザインで"ジャケ買い"したくなる! ポップなイラストが目を引く、アーティスティックなビールです。
『MAHOU』マオウ・シンコ・エストレージャス セッションIPA
お国が違えばビールも違う。国産クラフトビールにも多種多様なビールがありますが、海外産ビールも負けず劣らず個性的。日本とは違ったビール文化のなかで販売されている海外産ビールは、味やデザイン、原材料など、そこかしこにお国柄が反映されているところも面白さのポイントです。
ビールがよく飲まれる国と言えば…ドイツやイギリス、アメリカなどが思い浮かびますが、今回ご紹介するのは、スペインのビール。実はヨーロッパでも指折りのビール好きが集まる国だそうで、消費量は欧州第4位だとか。
1890年にマドリードで創設された老舗中の老舗メーカー『MAHOU』。マドリードを代表するビールとして愛されているブランドです。余談ですが、『MAHOU』はスペインサッカーの名門チーム、レアル・マドリードのオフィシャルスポンサーでもあります。
今回、このビールを手に取ったきっかけは、なんといってもこのビジュアル。缶デザインのオシャレさに惹かれて、見た瞬間カゴに入れていました。
このマオウ・シンコ・エストレージャス セッションIPAは、セッションIPAの先駆者であり、アメリカの面門ブリュワリーである『ファウンダーズ・ブリューイング』と共同開発した商品。ビールタイプはセッションIPA、アルコール度数は4.5%となっています。内容量は330mlで、缶もやや小ぶり。
セッションIPAとは、IPAの風味を活かしたままアルコール度数を低くし、飲みやすくしたもの。風味はそのままに、軽やかでさっぱりとした飲み口が特徴です。
情熱の国スペイン産!と、気負って飲んでみたものの、想像していた以上のあっさりテイスト。さらっとした喉越しで、スムーズに飲み干せるビールでした。
夏は非常に暑くなるというスペイン。テラスや海岸でカラッと晴れたマドリードの空の下で飲んだら、さぞかし美味しいだろうなあ…という妄想もはかどります。
デザインが秀逸! 有名イラストレーターデザインのポップな缶
他にはない、ポップでおしゃれな缶デザイン。いかにも海外産、といった雰囲気で見ているだけでも楽しくなりますよね。
このイラストは、アメリカで活躍しているスペイン人イラストレーター、ハビエル・ガジェーコさんのもの。ユニークな生き物たちと、モダンな配色がさすがのセンスです。
パエリヤもいいけれど あえて焼き魚にも合わせたい!
海外産ビールは、スパイスや甘み、香りなどがトゥーマッチなことも多いのですが、このビールは良い意味で奇抜さがなく、日本人の口にも合うはず。ハズレなしの安心ビールといえます。
パエリヤや、ひとくちおつまみのタパスなどを合わせてスペインムード満点にするも良し。和食であれば、苦味が少ないので焼き魚や海鮮料理と相性が良さそうです。
飲んだ後もとっておきたくなるようなオシャレな缶。ちょっとしたプレゼントにもおすすめです!