スマホが当たり前でタイパという言葉が飛び交う時代、ゆっくり手書きの文字を書く機会は減ってきています。だからこそ、お気に入りのペンで何かを書いてみるというのは贅沢で癒しの時間になるもの。
今回は、アンコーラで作るオリジナル万年筆をご紹介します。
万年筆と文房具のショップ ancora(アンコーラ)
ancora(アンコーラ)は老舗文房具メーカーの「セーラー万年筆」と文具やオフィス家具のメーカー「プラス」が共同運営するお店として2021年3月に銀座にオープンしました。
万年筆やインクをはじめとしてノートや筆記具、便せんなど心ときめくアイテムが並んでいて、見ているだけでも楽しいお店です。
注目するべきは好みのパーツを選んで、自分だけの万年筆を作り上げることができるサービス。
万年筆にちょっと興味があるけれどどんなものを選んでいいのかわからない。もっと愛着のある一本が欲しい。そんな方にぴったりのサービスで、予約不要、当日持ち帰り可能と気軽に作ることができちゃいます。
幾つもあるパーツから好みのものを選べる
店内に並ぶパーツを1つづつ選びながら万年筆をカスタマイズしていきます。
金属は金と銀の2種類、その他に胴、蓋、大先、蓋栓、尾栓は常時10色があり、季節限定カラーがあることもあります。筆者は金の金属に、茶系と青系のパーツを組み合わせてみました。
パーツを選び終わったら、その場でスタッフさんが組み立ててくれます。店内を見て待つもよし、組み立てる様子を見るもよし。混み具合にもよると思うのですが、筆者がつくったときは10分前後で出来上がりました。
スタッフさんの対応も素晴らしく「お写真撮ってください!」と組みあがったばかりの万年筆を並べてくれたのでぱしゃり。
アンコーラさん、店内に飾られたインク瓶のディスプレイがとっても綺麗なので写真もばっちり映えます!
初心者でも書きやすい万年筆
完成した万年筆はブラック、ブルーブラック、ブルーのいづれかのインクカートリッジが付属していて持ち帰ってすぐに楽しめます。
プロフィットJr.というセーラーの万年筆がベースで、ペン先はステンレス製の中細字。細すぎず、太すぎない書きやすさのあるものになっています。
インクはカートリッジとコンバーターのどちらにも対応しています。カートリッジは使い切りの万年筆用インクで無くなったら交換するだけの手軽さがありますし、コンバーターはインク瓶から好みのインクを補充して使います。
特別なアイテムがあると手書きが楽しい!
万年筆はお手入れが難しそうというイメージがあります。確かにお手入れの必要はありますが、使い捨てのボールペンと違って何年、何十年と使うことができるものです。(万年筆って名前ですものね!)
紙に文字や絵を書く時間も、特別で愛着のあるペンだと気分が高まるんです。
それに、字の上手さや下手さよりも、万年筆ならでは味のある文字になるのがいいもの。万年筆を使いたいから一言日記を初めてみたり、ちょっとしたメモでも気軽に使ってみたり。
日常の中にワクワクするアイテムがあると豊かな気持ちになれちゃいます。