クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回ご紹介するのは、前商品からリニューアル! 新しくなった『エチゴビール』の「林檎とハーブの微笑みエール2024」です。
「林檎とハーブの微笑みエール」がリニューアル!
日本の地ビール第一号を造ったブルワリーであり、ジャパニーズ・クラフトビールの先駆者として、さまざまな“面白い”ビールを販売している『エチゴビール』。
今回紹介するのは「林檎とハーブの微笑みエール 2024」。2023年にも発売されていた商品のリニューアル版です。
フルーツ・ハーブエールの華やかな味わい
2024年1月に発売された「林檎とハーブの微笑みエール 2024」のアルコール度数は6%、ビールのタイプはペールエール。IBU(=苦味指数)は16と、苦味がほとんどなくすっきりとした飲み心地です。
りんごの果汁とハーブが原材料に使われており、フルーツ・フレーバーティーのような…華やかな味わいのあるビール。
大麦麦芽だけでなく小麦麦芽も使用されているからなのか、通常のペールエールより軽やかで、すいすい飲める。ホワイトエール寄りの穏やかさも感じられます。
酸味が特徴のハイビスカスが味のアクセントに
2023年に販売されていた同商品との違いは、使用されているハーブがカモミールからハイビスカスに変更されたところ。
前商品の印象を、ひとことで表すなら“調和”。カモミールもりんごもエールの旨味を邪魔することなく、上手に隠し味になっているという印象がありました。
一方、今回のバージョンは“ケミストリー”と表現したいところ。酸味の強いハーブであるハイビスカスが、りんごの甘みをより一層引き立たせ、甘酸っぱさがアップ。全体的にフルーティーさが増しています。
かといって、甘ったるしくはなく、ペールエールの濃厚な味わいも失われていません。大人のフルーティーさです。
微笑みの願いが込められたエール
この商品には“世界中のに微笑みが咲き、人々の想いが実り、心が彩られるように”という願が込められているとのこと。
フランスやドイツの麦芽をはじめ、アメリカ、ナイジェリアやウクライナなど、世界各国で採れた原材料で作られたビールに込められた想い。ひとつひとつは僅かな量でも、どれかひとつでも欠けてしまえばこのビールの味は完成しないわけです。
たかがビール1本、されど…。
美味しいビールをゆっくり味わうことができるのも、当たり前のことではないんだよなと改めてしみじみ感じました。
缶のデザインも、思わず微笑んでしまう癒し系。
「のんびりふんわり白ビール」などにも登場しているこの二頭のクマ。右側のクマのセリフ「Youre the apple of my eye!」は「目に入れても痛くない(ほどに愛しい!)」という意味だとか。
優しいピンクの缶に、シロクマたちのほんわかしたシーンを眺めていると、なんだかグッときてしまいます。
食前酒としてもおススメ
フルーティーで華やかさのあるビールは、ガツンと系の料理と合わせるよりもチーズやパンと共にアペリティフ的にいただくのがベター。
ライ麦パンや黒パンといった、酵母の酸味を味わえるパンとチーズで…軽い一杯から始めてみるのもおすすめです。