拷問のように暑い夏。立っているだけでも精一杯、働いているなんて偉すぎる！ 汗をかいてカラカラになった喉には美味しいビールのご褒美を。クラフトビールをこよなく愛する筆者が、夏にぴったりな1本をご紹介します。
今回取り上げるのは『ベアレンビール』のザ・デイ N クラシック。クラフトビール・ビギナーでも飲みやすい、王道のドイツラガーです。
『ベアレンビール』ザ・デイ N クラシック
岩手県盛岡市にあるベアレン醸造所。2001年に創業された比較的新しい会社で、定番のエール系はもちろん、コーヒースタウトやチョコレートビールといった変わり種系も豊富にラインナップしていて、レモンビールのレモネード割り「レモンラードラー」も人気です。
今回ご紹介するのは、ベアレン醸造所から販売されているザ・デイ N クラシック。伝統的な製法で作られた、ドイツラガービールです。
世界四大ラガーのひとつ ドルトムンダー
日本で広く流通しているビアスタイルといえば、ラガーですよね。もはや“広く流通している”という言い回し程度では生ぬるいかもしれません。日本ではビールといえばラガーのことと言っても過言ではないほど、日本人の舌に刷り込まれた味。
その反動か、逆にクラフトビールといえばエールのことというイメージを持っている人も少なくありません。
これまでに飲んだことがない珍しいタイプ＝エールタイプという図式ができるのも無理はないほど、日本のビール市場はラガーが独占していたわけです。
このザ・デイ N クラシックは、ビールの本場ドルトムントで生まれたドルトムンターというビアスタイル。19世紀にヨーロッパで生まれた、世界四大ラガーのひとつです。
アルコール度数は6.0％と重ためですが、ラガーらしい軽やかさのおかげで飲みやすい一本になっています。そしてIBU（＝苦味指数）は26。一般的なラガービールのIBU10～30前後なので、飲み慣れた苦み、と感じるはず。
“知っている”からこそ違いがわかる！
当たり前すぎるほどに当たり前に飲んでいるラガービール。飲み慣れた味ほど、こだわった製品との違いがわかるはず。このビールも、一般的なビールに比べると濃厚さは別格。すっきりとして飲みやすいけれど、コクもしっかり感じられる味わいです。
贈り物として、大手メーカーの高級ラインのビールの代わりにプレゼントにするのもいいかも。ベアレン醸造所はグラスなどのグッズ展開も豊富なので、楽しくチョイスできること間違いなしです。
