ビールが主役の季節、とっておきの1本を見つけて夏を乗り切りたい! クラフトビールを愛する筆者が、オススメのクラフトビールをご紹介します。
今回取り上げるのは『木内酒造』常陸野ネストビールのセッションIPA。ライトな飲み口が夏にぴったりの、香り広がるセッションIPAです。
『木内酒造』常陸野ネストビール セッションIPA
常陸野ネストビールは、茨城県 那珂(なか)市 鴻巣(こうのす)に醸造所を構える『木内酒造』のビールブランドです。
木内酒造は1823年から続く由緒正しい酒蔵。200年近い歴史を持つ日本酒メーカーから販売されているクラフトビールなだけあって、クオリティは折り紙付き。隙がない、完璧な味わいとラインナップの豊富さでファンの多いブランドです。
ちなみに、常陸野ネストビールといえばキュートなフクロウのパッケージが印象的ですが、地名の“鴻”の字にちなんでコウノトリにする案もあったそう。
日本有数のクラフトビールブランドともいえる常陸野ネストビールのなかから、今回ご紹介するのはセッションIPA。苦さを抑えた飲みやすいタイプのインディア・ペールエールです。
爽やか系インディア・ペールエール
このビールのビアスタイルはセッションIPA、アルコール度数は4.5%となっています。IBU(=苦味指数)は29。
一般的にインディア・ペールエール=IPAは苦味が特徴とされるビールですが、セッションIPAの場合は苦味は抑えめ。そしてアルコール度数も低めなので、飲みやすいライトな感覚のビールです。香りも華やかで、重たさはナシ。色味も薄く、さっぱりとした印象です。
パッケージにもあるように“上品なホップフレーバー”が特徴のこのビール。
色々な種類のクラフトビールを飲んでいると、つい奇抜さや個性を追い求めたくなってしまうのですが、このビールのように誠実な味わいのビールを飲むと、原点回帰するような気持ちになります。
初めて飲む味、変わった原材料…そんなビールも魅力的ですが、やはり真っ直ぐに“美味しい”ビールが一番。
常陸野ネストビールのビールは、美味しいビールを作りたいというブルワーさんの熱意が感じられるものばかりです。
豊富なラインナップが魅力
常陸野ビールといえば、缶よりも瓶タイプのラインナップが豊富なことも特徴。柑橘を使ったIPAのだいだいエールや青梅を使った塩梅エールなど、ユニークなタイプもたくさん。この夏、常陸野全制覇を目指してみたい…筆者の密かな野望でもあります。