花火シーズン到来! 新たに購入する人はもちろんのこと「去年の余った花火ってまだできるのかな?」という人もいるでしょう。「昔の花火、捨て方わかんなくてまだあるな」という人もいるかもしれませんね。
花火業界日本最大手の若松屋さんには、年に何度か「古くなった花火ってどうやって捨てたらいいですか?」という問い合わせがあるといいます。そんな質問には「遊んでください」と回答されるそう。
とはいえ古い花火ってちゃんと燃えるの? 湿気って火がつかないんじゃない? という疑問を解消すべく、実際に古くなった花火で遊んでみました!(なんであったんだろう)
古い花火の捨て方って?
使いきれなくて残ってしまったり、火がつきにくくて諦めた花火は湿気っていると判断されますが、処分の方法ってそういえば知りませんね。
A. 湿気ってないので遊んで処理。いちばん簡単です。
え? 湿気ってないの?? うまく火がつかないと「湿気っててダメだね」なんて言われがちなのに?
「えっじゃあ(湿気ってるって言われた)アレなんだったの?!」と思わず声が出た筆者に若松屋さんは「思い込みですね」と明確な回答をくださいました。
火薬の取り扱いには細かな取り決めがたくさんあり、もちろん処分も規則に従う必要があるため、遊んでしまうのがいちばん簡単な処理方法なんだそう。
テキトーに保管してた花火でも、ほんとに遊べるの?
若松屋さんにお話を伺って帰宅し、「花火って湿気んないんだって! 10年以内ぐらいのなら普通に遊べるらしいよ!」と、テンション高く話し出した筆者。
「じゃあこれできるんじゃないの?」と、パントリーに眠っていた花火を出してきたのは筆者母。
えっ、そんなちょうどよくあるとかある?
画像の小袋をまとめていた袋が今は無きお店のものだったので、6〜7年以上前のものと推察します。
乾燥剤が入るでもなく、ただビニール袋に入れてあっただけ。そのわりに状態は悪くなさそう。
よく取ってあったなぁと思うのですが、それこそ捨て方がわからずに置いてあったようです。
いざ着火!!ほんとに遊べるの?!
溶けた蝋を地面に垂らして固定する、古から伝わるスタイルでいきます。ギリギリ敷地内なので許されたい。
わぁ! ついた!! すごい! 遊べる!!
こちらもちゃんと着火! すごいすごい!!
両手に持ってはしゃぐアラサー妹。楽しそうでなにより。
「散り菊までいかない……」と、線香花火をたくさんする大学生。
最後は落ちてしまったけれど、いいところまでいけたのでは?!
妹曰く「動画を撮ることで花火にも人間にも圧をかけ」てくれたそう……なに言ってんの??
結果:1本残らず全部遊び切れた!!花火は湿気らない!新旧あわせて一緒に遊んじゃおう!!
今回は6〜7年ほど前の、しかも自宅保管の花火を使用。オーソドックスなおもちゃ花火と線香花火でしたが、すべて着火し、きれいに燃えてくれました。
昨年の残りとか、今年買ったけど出来なくて来年に持ち越し、くらいであれば、問題なく遊べるのかなと感じました。
おまけ:ジェル状の消火剤が楽チンで便利
こちらはタイトル予算外ですが、こういうものがあると伺っていたので、急遽近所のスーパーで買ってきました。
お水を入れると消火剤のジェルが袋の中にできて、ここに燃え殻を刺していくというもの。これまでのバケツのお水の代わりですね。
しかも、そのまま燃えるゴミに出せる優れもの! あのダルいバケツのゴミ処理からの解放!!
パッケージをよく読んで、正しく使ってくださいね。
若松屋さんのジェル状消火剤『はなび固めてポイ』はこちらから購入できます。
花火で遊ぶ場所探しなら『Hanabi-Navi』