ギラギラの太陽に負けそうな日々、楽しみといえば晩酌のビール！ 美味しいクラフトビールに目が無い、生粋のクラフトビール・ラバーな筆者が夏にぴったりの1本をご紹介します。
今回取り上げるのは『黄桜酒造』の「LUCKY DRAGON」。辰年の夏に飲みたい、限定ペールエールです。
『黄桜酒造』LUCKY DRAGON
これまで何度か取り上げてきた『黄桜酒造』の「LUCKY BREW」シリーズ。
定番商品である、ゆずと和山椒を使ったスパイシーなホワイトエール『LUCKY CAT』、フルーティーなセッションIPAの『LUCKY DOG』、そしてトロピカルな味わいのIPA『LUCKY CHICKEN』…どれもユニークで面白い、そして美味しいビールばかりです。
今回ご紹介するのは、そんな「LUCKY BREW」シリーズの辰年限定バージョンとして発売された「LUCKY DRAGON」。柔らかな味わいで福を呼ぶ！？ ペールエールビールです。
幸せ呼び込む 縁起物ビール
『黄桜酒造』の「LUCKY BREW」シリーズでは、毎年干支にちなんだビールがリリースされています。初代は戌年の『LUCK DOG』から始まり、今年の『LUCKY DRAGON』で7代目だそう。
本当なら辰年を迎えた年の初めに飲みたかったのですが、近隣ではなかなか手に入らず諦めかけていたところでようやくゲット。数量限定品ゆえに半ば諦めかけていたからこそ、個人的には喜びもひとしおでした。
缶のデザインは、白地にくすみカラーのポップなドラゴン。他のシリーズ品同様におしゃれで、テーブルに置くだけでも気分が上がります。
アルコール度数は5.0％、ビールタイプはアメリカン・ペールエールです。
IBU（＝苦み指数）は40。単純に数値でみると苦いビールということになりますが、カラメル系の苦味は甘味も同時に引き出してくれる印象があります。苦いけど、どこか甘いような…炒めた玉葱のようなコク、といってもいいかもしれません。
日本酒用のお米を使用
パッケージに「白ワインのようなアロマが…」とあるように、アメリカン・ペールエールらしい華やかさ、フルーティーさもグッド。そして原材料として日本酒に用いるお米を使ってあるとのことで、まろやかな旨味があります。
これまで、筆者が飲んできたクラフトビールで原材料にお米が使ってあるものは、総じて柔らかな丸みのある味わいがありました。
そこまで繊細に感じる舌を持っているかはさておき、お米を使ったビールにはトゲトゲしさが無く、飲みやすいものが多い印象。
もしかしたら日本人の舌が、問答無用にお米の旨味をキャッチするのかもな…なんて想像をしながらいただきました。
来年の干支は巳年！ 個人的にはイラストが楽しみなこの1本、2025年分は早めにゲットしてご紹介したいと思います。
