【推しのツアー×地方=観覧車ツアー】もいよいよ佳境。
今回の拠点は大阪だったはずなのに、ここまで来たら行ける!! と訪れた観覧車のご紹介です。
【神戸ハーバーランド・モザイク観覧車】
神戸って。
兵庫県内ではありますが、この日ライブのある阪神尼崎駅からだって約30分。でも、東京からは3時間以上かかります。大阪に居るならば行ける範囲。行くしかないでしょう。
とはいえ、連日のライブ・美味しい・楽しいの渦に巻き込まれたり巻き込んだりしているフッ軽友人と筆者。お互いに疲れだって出てくるはず。
念のため確認をするも『え? 行けるよ?』との返答。体力どうなっとんねん。しかしその返答にパワーをもらって訪問しました!
故郷と現在地の違う観覧車
こちらのモザイク観覧車、元は1991年にオープンした『六甲アイランドAOIA』に設置された『ワンダーホイール』でした。
当時レジャー施設として大成功していた六甲アイランドAOIAですが、歴史的災害に見舞われ、閉園を余儀なくされます。
1995年1月17日 阪神・淡路大震災
この震災にて大規模被害を受けたAOIAは、莫大な修復費が発生するため、開園3年半で閉園へ。
しかし、奇跡的に倒壊も破損もしなかった観覧車やその他の遊具は復興のシンボルとして1995年12月、旧モザイクガーデン・現神戸ハーバーランドへ移設されました。
世界初のイルミネーション観覧車
1993年竣工の旧ワンダーホイール・現モザイク観覧車は【世界初のイルミネーション機能】が搭載された観覧車です。
『観覧車といえばライトアップ』のイメージもあるかと思いますが、意外と歴史は浅いのですね。そのパイオニアに出会えるとは!
今回は日中の訪問でしたが尊敬の念をこめて、いつかまた夜の訪問もしたいと思いました。
時代とともに進化する技術と観覧車
1993年当時のイルミネーションに使用されていたのは、ネオン管。ハーバーランドへの移転後、2011年にLEDイルミネーションへ変わりました。約12万個のLEDが神戸の夜を彩ります。
観覧車が幻想的に彩られ始めたこの時代は、バブル崩壊直後。それでもまだ、日本はお祭りムードは衰えていなかったのでしょうか。それとも、冷え切った世間を少しでも明るく照らそうとイルミネーションが始まったのでしょうか。
真相はわかりませんが、観覧車が注目されることはよいことですね。
次回さらに徹底解説! お楽しみに!
【料金】800円/人
※3歳以上有料。0~2歳無料※6歳以下は保護者の同伴(有料)必須。
【定員】1ゴンドラ4名
【営業時間】10:00~22:00
【所要時間】約11分/周