【紙とペンだけ！】書いて読んで捗らせる。『未来日記』のススメ

やる気が出なくて先延ばしにしていること、ありませんか。ありますね。やらなきゃいけないのはわかっているのに、どうにも取りかかれないということはいくらでもあるものです。

やるべきことを大切に抱きしめている人にも、その辺に積んでいる人にもおすすめしたいのが『未来日記』。

なんだかちょっと怪しげ……なんて、訝しがるなかれ。文字情報の作用というのはすごいものです。脳みそに働いてもらって、行動を起こしていきましょう。

まずは紙とペンをご用意ください。ひとまず書いてみましょう！

見ることを目的として書く

今回おすすめする『未来日記』は、書き出した理想の未来を、文字情報として改めてインプットするためのもの。

そして、この情報を得た脳に、インプットした情報と現実の齟齬が小さくなるように指令を出してもらうことを目的としています。

脳は、情報と現状の齟齬を嫌うため、その齟齬がなくなるように働くのだそう。せっかくですから、自分が気持ちよく生きるために働いてもらいましょうね。

本文に書くことは２つだけ。

ひとくちに「日記」と言っても、様式もイメージもさまざまありますね。今回は「文字・手書き・数行」で書けることを前提に進めます。

未来の日付を書いたら、本文を書いていきましょう。

１．その日に完了したいこと

例えば、子ども関係の書類の提出期限が近い、花粉の時期だから耳鼻科行かなきゃ、あの連絡しなきゃ、という３件が引っかかっていたとします。やっつけて脳のスペース空けたいですよね。

子のいないうちに、とか、お昼休みを使って、とか、具体的にできそうなタイミングがそれぞれにあるはずなので、１日の流れのどこでできるかな？　というのをイメージしながら書いてみましょう。

２．１日を終えたときの感情

やりたいことができたら嬉しいし、やるべきことが片付いたら清々しい気持ちになりますね。

取り掛かるのは億劫だし、作業自体は面倒かもしれないけど、フォーカスしたいのは「終えたときの感情」です。

「これができてスッキリした」「隙間時間をうまく使えて仕事できるっぽい〜！」など。これが終わるとこんなに気持ちいいのか！　というイメージで書いてみましょう。

それを読んだ脳が、現実をその状態に持っていくように行動を促してくれます。

書く内容の主体者は「自分」

書くのは「自分でコントロールできること」だけ。書き出す未来を生きるのは自分ですから、自分の行動や気持ちに焦点を当てて書きましょう。

「雨予報だったのに晴れてくれて助かった」とか「子どもがすんなり部屋を片付けてくれた」なんていうのは、自分以外に委ねるもの。これは自分の脳の仕事の範疇を越えるので、叶わないじゃん、という感想に繋がる一因です。

とはいえ、それでは考えすぎてペンが進まないかもしれません。まずは思ったままに理想の１日を書き出してみて、読み返し、自分で変えられることかどうかを精査するのがおすすめです。

おすすめツールは、日記帳とお気に入りのペン

何度か試してみて「いいなー」と感じたら、ぜひお気に入りのノートとペンを用意してみてください。

開きたくなるようなデザインのノート。書きたくなるような色のインク。書き心地がいい紙とペンの組み合わせ。ちょっとテンションが上がるものがおすすめです。

毎日書かなくてもOK！

日記だから毎日書かないと！　と、宿題やなにかの刷り込みで思わされがちですが、誰に提出するわけでもありません。自分が書きたいときに書けばOKです。

筆者は「この日に絶対にやらねばならないことがある！」「もう後ろ倒しも限界……」というときに書いています。

できるだけ気分よくこなしたいので「予定どおり進められたのさすが！」とか「思ったより前倒しで終えられたから時間に余裕ができて本読めちゃった」とか。

なんだか毎日なにかに追われている気がする……とか、手が回らないことが多すぎる……という人には特におすすめ。

書く時間がない〜！　と思いがちですが、食後のコーヒーや晩酌タイムに書くのもいいし「明日なにするんだっけ……」なんてぼんやり考える時間にペンを持つのも、とてもおすすめです。

ご機嫌な未来を過ごすために、騙されたと思って書いて読んでみてください。きっと脳がハッピーな１日を作ってくれるので！