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【ワンコイン!】クラフトビールのススメ『ヘリオス酒造 沢内醸造所』白ビール

夏本番! ビール本番! 毎日の晩酌を特別な時間にしてくれる、おすすめのクラフトビールを紹介していきます。

今回取り上げるのは『ユキノチカラ』の白ビール。岩手県奥羽山脈の上質な軟水を使用した、口当たりのやわらかいホワイトエールです。

『ヘリオス酒造 沢内醸造所』ユキノチカラ 白ビール

350ml 6缶入り ¥1874(税込) 1本あたり¥312

岩手県西和賀町にある、ヘリオス酒造 沢内醸造所。秋田県との県境に位置する町は、地図で見ると東北地方のちょうど真ん中あたり。冬の間は2mほど雪が積もるのも当たり前、時には10mほども積雪するという特別豪雪地帯としても知られています。

そんな雪深い西和賀町にある沢内醸造所ですが、ヘリオス酒造自体は雪とは無縁の沖縄県に本醸造所を構える会社です。

もともと岩手県にあったビール工場が2020年に閉鎖されることになり、それを引き継いだのがヘリオス酒造だとか。日本で最も暑い地域の会社が、日本で最も雪深い町に醸造所を構える…なんだかロマンを感じる話です。

今回ご紹介するのは、そんな『ヘリオス酒造 沢内醸造所』で作られたユキノチカラ 白ビール。奥羽山脈の軟水を使った、ホワイトエールです。

さらっと飲みやすい軟水仕様

濁り感も控えめ 

ユキノチカラ 白ビールのビアスタイルはホワイトエールアルコール度数は5%となっています。

日本の水は軟水であるという話はよく聞きますが、その基準は「硬度が120mg/l以下のものが軟水・120mg/l以上のものが硬水」とのこと。
このビールに使われている水の硬度は、なんと9mg/l。軟水も軟水、超がつくほどの軟水なのです。

とはいえ「水の違いなんてそう簡単にわからないでしょ」と高を括っていたのも事実。ところが、ひとくち飲んで前言撤回、口当たりがものすごく柔らかいのです。

ホワイト系ビール独特のまろやかさがあるのはもちろんですが、全体的にトゲトゲしさがなく、スル~ッと喉を通る感じ。穏やかな苦みが特徴のザーツホップを使用してあるとのことで、穏やかで飲みやすい仕上がりです。

かといって味に面白みがないわけではなく、酸味もあって飲みごたえとしても◎。無濾過ならではのクセもあって、満足感もあります。

ユキノチカラをパワーに変える!

日本屈指の豪雪地帯、1年の半分近くは雪と共に過ごさざるを得ない地域に住む方々の苦労は、きっと想像以上のもの。雪が降らない地域に住む者からすれば憧れでもいあるのですが、実際に日常生活を送るとなると…大変なことの方が多いはずです。

だからといってただ苦しめられるばかりではなく、それを地域の“売り”として発信する「雪を力に変える!」というキーワードを生み出すところに、頼もしさと地域愛を感じます。

パッケージの雪景色も穏やかで素敵。岩手の風景を想像しながら飲めば、暑い夏も涼しく感じられるかも。

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やた あい

クラフトビール大好き!自宅の冷蔵庫にはクラフトビールを常備しビールに合う料理を日々研究中。 「クラフトビールの生」が飲めるお店を経営する家族を持つ、生粋の"クラフトビールラバー"。

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