展示をたっぷりと楽しんだら、そのままミュージアムショップへ! 日本人作家をとおしてメキシコ美術を見つめてきた流れを持って、今度は自身の目でメキシコを見つめてみましょう。
気になった雑貨と、実際に購入したものをご紹介します。
メキシコの手仕事を感じる雑貨も

メキシコの伝統織物や藁細工を使ったポーチや小物入れなどもラインナップされていて、大きな企画展のグッズとは一線を画す「本物のメキシコに触れる」感がたまらないですね!
チアバス州のマヤ系先住民の織物は、どこか和の紋様の雰囲気も感じられます。お着物に合わせても可愛く楽しめそうですね。

前期に行ったときと少しラインナップが変わっているように見えましたが、キッチュな感じは健在。
老人の仮面も骸骨も動物も、絶妙な表情でなんともいえない温かみがあります。お気に入りの顔を探して連れて帰るのもいいかも。
手元に迎えたメキシコはこちら

こちらは前期展示を見に行った際に購入したグッズたち。公式図録が必携品なのは言わずもがなですが、中でも面白いなと感じたのがメキシコ産のカカオ(※)チョコレート。
こちらはメキシコの飲むチョコレートを原点にしていて、カカオ豆のローストから全て手作りなのだそう! カカオやアーモンドのざらりとした食感が残っていて、素朴な印象で手作りを感じられます。
ピカンテはピリッとスパイシーで、ここ数年、大きなメゾンでも注目されているスパイス系のチョコレートを思わせる味わい面白かったですね。
そのまま食べるのはもちろんですが、原点は飲むチョコレート。ホットミルクに溶かせばドリンクとしても楽しめます。
※「チョコラテ・アーモンド」に使用されているカカオはガーナ産。
図録は新しい知識の宝庫

するんとしたシンプルな表紙の図録は、メキシコ美術に関連する知識の宝庫。
メキシコ美術がどのようなものか、日本とどのように響き合ってきたのか、メキシコと埼玉の関係など、これまで知る機会のなかった情報が満載。この内容で1400円は買いです。
また、展示作品の大半が収録されており、ゆったりと本展を振り返ることもできます。表紙上部のモチーフも題字も、ふわっとメキシコらしさがあってかわいいですよね。
「メキシコへのまなざし」の会期は2025年5月11日まで。

埼玉県立近代美術館は、JR北浦和駅から徒歩約5分。北浦和公園の駅側の入り口を進むと建物が見えてきます。
広い公園の駅側にあるので、晴れていれば奥までお散歩しつつ、公園内に点在している彫刻作品を見てまわるのも楽しそうです。

実は埼玉とゆかりの深いメキシコ。絵画や写真などをとおして、文化の交わりに触れてみてはいかがでしょうか。現地に行くより気軽に楽しめますからね。
『メキシコへのまなざし』
会場:埼玉県立近代美術館
会期:2025年2月1日(土) ~ 5月11日(日)
※会期中一部展示替えがあります。
前期:2月1日(土)~3月23日(日)
後期:3月25日(火)~5月11日(日)
休館日:月曜日(ただし、5月5日は開館)
開館時間:10:00 ~ 17:30(展示室への入場は17:00まで)
観覧料:一般900円(720円)、大高生720円(580円)
※( ) 内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料
※障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料
※企画展観覧券(ぐるっとパスを除く)で、併せてMOMASコレクション (1階展示室) も観覧可。
埼玉県立近代美術館 公式サイト