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【2000円以内】『宮島ブルワリー』宮島ビール3種飲み比べ! PALE ALE・Waizen・もみじLAGER

クラフトビールはブルワリーごとに個性や特色がさまざま。ひとつのブルワリーの違った種類を飲み比べることで、ブルワリーの"カラー"を知ることができるはず。クラフトビールを飲む時間がもっと楽しいものになる! お買い物の参考に、きっと役立つ情報をお送りします。
今回飲み比べてみたのは、広島県・宮島に醸造所がある宮島ブルワリーの『宮島ビール』3種。PALE ALE、Waizen、もみじLAGERの3本をご紹介します。

宮島ブルワリーの宮島ビール

左から、もみじLAGER ¥600、PALE ALE ¥500、Weizen ¥500

日本三景のひとつとして、観光地として…多くの観光客が訪れる広島県の名所、宮島にある宮島ブルワリー。
そこで醸造されている宮島ビールは、世界遺産にも登録された自然豊かな弥山原始林の伏流水を仕込み水の一部として使用している、こだわりのクラフトビールです。

今回は、宮島ブルワリーから販売されている宮島ビール3種類、PALE ALE、Weizen、もみじLAGERを飲み比べ。
「飲みやすさ」「個性」「満足度」の3項目に分け、独断と偏見でランキングにしてみました。

飲みやすさ 第1位は もみじLAGER

一般的なビールとクラフトビールの違い。それは"個性"です。
「たくさんの人に飲んでもらいたい」ビールと「こだわりを分かってくれる人に飲んでもらいたい」ビール。前者が飲みやすさを重視している分、後者は飲みやすさ以上にこだわりや個性が重視されています。

クラフトビール好きにとっては嬉しいポイントとなる個性ですが、慣れない人にとっては少々ハードルが高くなってしまうのも事実。「クラフトビールは飲みにくい!」と感じてしまことで、クラフトビールを敬遠してしまう人もいるでしょう。

色は赤いけれど、クセは無く飲みやすさは抜群

その点、もみじLAGERはラガータイプのビールということもあり、かなり飲みやすい仕上がり。クラフトビールと一般的なビールの良いとこどりをしたような、誰もがすんなり受け入れることができるテイストです。

苦みも抑え目で、クセは全くといっていいほど無し。一方でコクや深みを感じることもできる…クラフトビールを初めて飲む人にも、抵抗感なく受け入れられる1本です。

次点はPALE ALE、そしてWeizenと続きます。
PALE ALEは比較的一般的なビールにも近い味わいですが、Weizenはクラフトビールならではの味わいなので、飲みやすさという点では3番目といえそうです。

個性 第1位はWeizen

小麦麦芽を50%以上使用して醸造されるWeizen=ヴァイツェンは、ラガーの対極、まさに"個性"のカタマリです。
苦味が無いため、飲みやすいビールとして挙げられることも多いヴァイツェンですが、香りや味わいは一般的なビールと大きく違います。

舌触り、泡の細かさは一番

白く濁った色はもちろん、香りはビールというよりワイン寄り。フルーティーで華やか、でもどこかで嗅いだことがあるような…不思議な香りがすると感じる人も多いでしょう。
さらに、ビール=苦いというイメージを覆すような、まろやかな甘味。これまで一般的なビールしか飲んだことがなかった人であれば、ヴァイツェンの個性的な味わいに驚いてしまうかも。

この宮島ビールのヴァイツェンは、特に滑らかでシルクのような舌触りが特徴。香りはそれほど強くありませんが、ヴァイツェンらしいバナナのような、甘い発酵臭を感じることができます。
新しい味にチャレンジしたい、いつものビールと違うものが飲みたいときには、ヴァイツェン一択でオススメです。

次点はPALE ALE、そしてもみじLAGERと続きます。
PALE ALEは苦みや柑橘系の香りといった、PALE ALEならではの風味があります。もみじLAGERは、良い意味で個性は抑え目。そのぶん、飲みやすい1本になっています。

満足度 第1位はPALE ALE

PALE ALE=ペールエールを語るうえで"満足感"というワードは外せない、といってもいいほど、飲み応えがあり満足度が高いビールタイプ。
ひとくち、口に含んだときに感じる苦味、柑橘の抜けるような香り…飲んだ後の余韻も「ビールを飲んだ!」という満足感に浸ることができるはず。

ホップの味わいをしっかり感じることができる

宮島ビールのペールエールは、苦味と爽快感のバランスが抜群。刺々しさのない旨味を楽しむことができる、ビール好きにオススメしたい1本です。

次点はWeizen、もみじLAGERと続きます。
WeizenはPALE ALEと同じくらい、満足感のあるビール。もみじLAGERは、もしかするとクラフトビール好きの人にとっては少々物足りなさを感じるかも…ということで3番目となりました。

"こだわり"と"飲みやすさ"の良いとこどり

宮島ビールを3種類飲み比べてみて一番感じたのは、どれも「飲みやすい」こと。
すべて「広島の名産料理に合うこと」を基準に醸造されているとのことで、味わいも主張し過ぎず、飲み口も穏やかなものばかりです。

牡蠣や穴子はもちろん、瀬戸内のレモンを使った料理とも相性が良さそう。"こだわり"もありつつ"飲みやすさ"も実現している宮島ビール。広島を訪れた際には是非手に取ってみてくださいね。

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やた あい

クラフトビール大好き!自宅の冷蔵庫にはクラフトビールを常備しビールに合う料理を日々研究中。 「クラフトビールの生」が飲めるお店を経営する家族を持つ、生粋の"クラフトビールラバー"。

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