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【660円〜1650円】花火業界の常識破り?!花火の老舗・若松屋が仕掛ける『エコパッケージ花火』vol.1

華やかで目を引くパッケージでお馴染みの花火。そんな“お馴染み”を打ち崩す『エコパッケージ花火』が、今年も若松屋から発売されています。

パッケージも大事だけど、中身の方がもっと大事。派手さよりも中身の充実を。そんな思いで企画された花火屋さんの良心が詰まった商品。若松屋さんのショールームにお邪魔して、詳しくお話を伺ってきました。

1回目の今回は『エコパッケージ花火』とはなんぞやという点と、どんな取り組みの元で生まれた商品なのかをご紹介します。

『エコパッケージ花火』ってなに?

『エコパッケージ花火』は、花火業界日本最大手の若松屋が開発した、その名のとおり『エコ』なパッケージを採用して環境に配慮した商品です。これまでの花火業界の常識にとらわれない、シンプルかつコンパクトなデザインと包材を採用しています。

プラスチック、製造コスト、輸送コストの3つを削減し、中身(花火の本数)を20%増量させた花火セット。
花火屋としてSDGsへの取り組みを行う中、環境に配慮された商品として出来上がったのが「エコパッケージ花火」です。

出典:若松屋公式サイト

7つのカテゴリーにわたるSDGsへの取り組み

花火屋さんとしてのSDGsの取り組みって、どんなことができるんだろう? パッケージの省資源化でできることといえば、それに伴う二酸化炭素の削減、製造コストの削減くらい?なんて思っていたけれど、新生児くらい視野が狭かったですね。

想像していたよりたくさんの取り組みをされており、これも業界最大手たる所以なのだろうと感じます。

若松屋の営業・広報を担当されている竹内さん。気さくにオープンにお話をしてくださいました。

詳しく伺ったので、以下、具体的な5つの取り組みをご紹介します。

包装資材の削減。プラスチックはなんとゼロに!

クラフト紙パッケージでスタイリッシュ。

パッケージにプラスチックを使用していた従来のおもちゃ花火(手持ち花火など)。外側のパッケージだけでなく、小分けの袋や台紙、台紙に花火を固定するためのセロハンテープなどのゴミがたくさん出ていました。

『エコパッケージ花火』では、それらのゴミを削減し、環境にやさしく、遊んだ後に花火と一緒に燃えるゴミで捨てられる利便性も兼ね備えた、初となる“オール紙”のパッケージを採用しています。

製造コストの削減。手間を減らして中身を増やす。

『エコパッケージ花火』は、花火がそのままパッケージに入っています。花火の種類ごとに小袋に包んだり、小袋を台紙に貼りつける作業をカットし、より少ない工程での生産が可能に。

製造コストが削減されたことで、花火の内容量が20%も増量されています。われわれ消費者にとっても嬉しい取り組みですね。

運送コストの削減。パッケージの小型化の影響大きい!

一般的な花火のパッケージと比べて、とてもコンパクトな『エコパッケージ花火』。パッケージが大幅にサイズダウンできたため、一度に運べる量が増えました。

ということは、同じ量を運ぶために必要なトラックの台数が減り、排出されるCO2が削減できるということです。

花火文化の継承。ワークショップも開催。

『エコパッケージ花火』には「花火をもっと楽しんでもらいたい」という、若松屋さんの思いが込められています。上記3つの削減が実現したことで、先述のとおり、花火の本数を20%も増量しています。

また、地域のイベントなどで催される、火薬を使わない「花火師体験」や、本物を作れる「線香花火作り体験」などは、まさに文化の継承の役割を担っているといえます。

パートナーシップ。作る人、売る人が一丸となって消費者に届ける。

花火を作るだけが若松屋さんのお仕事ではありません。全国各地の販売店の方々と協力し、さまざまなお店で『エコパッケージ花火』を販売。

安全に、たくさんの消費者の手に届くよう取り組んでおられます。

削減できた包装資材の量はこんなにたくさん!

画像引用:若松屋公式サイト。片付けにかかる大人の労力たるや……と思うと嬉しい変化です。

これまでの花火のパッケージは、台紙を入れる大袋に、花火を種類ごとに分ける小袋、花火を台紙に固定するためのセロハンテープと、思っているよりたくさん包装資材が使用されています。

SDGsへの取り組みとして、2023年エコパッケージ花火の販売を開始。紙1.8t(A4用紙42万枚)、プラスチック0.8t(500mlペットボトル2.6万本)の資材を削減できたそう。

さらに2024年は、紙11t(A4用紙242万枚)、プラスチック4.1t(500mlペットボトル14万本)の削減を目指しているとのこと。

数値が出ているの、すごくいい! レジ袋とかストローとか、どのくらいどうなの? と思っている方も多いでしょう。こうして数字で見えると「だったらこっちのほうがいいよね!」という気持ちにもなりますよね。

遊びやすくて自分が助かるだけでなく『エコパッケージ花火』を選ぶことで間接的に環境問題に貢献できるのは、楽しい上にいいことした気分になれて2度オイシイというものです。

『エコパッケージ花火』の購入は、全国の量販店や若松屋公式サイトで

エコパッケージ花火は、全国の量販店で購入することができます。さらに、若松屋公式サイトからも購入可能。

夏休みのレジャーやお盆の帰省などのお供に、持ち運び便利ですぐ遊べてしかもエコな、若松屋の『エコパッケージ花火』を選んでみてはいかがでしょうか。

若松屋の花火が買えるお店や、花火で遊べる場所を探すなら、若松屋公式 花火情報アプリ『Hanabi-Navi』が便利!

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蓮水おり(ori hasumi)

美味しいものと美術展とライブをテンション高めに楽しむワーママでバンギャ。コーヒー歴15年超の、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター2級。12星座をモチーフにしたオリジナルブレンドのコーヒー屋を営んでいます。

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