クラフトビールを推したい! 美味しさを知って欲しい! フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビールラバー”の筆者が、オススメのクラフトビールを紹介。
今回取り上げるのは『横浜ビール』の横浜ラガー。おしゃれの街、ビールの街…横浜で最も長い歴史を持つ醸造所のビールです。
『横浜ビール』横浜ラガー
オシャレ、最先端、洗練…「横浜」と名がつくだけで、なんとなく良いものに思えてしまうヨコハマ・マジック。そんな日本の流行発信地・横浜市は、日本有数の“クラフトビールの街”でもあるのです。市内だけで10か所以上も醸造所があるとのことで、クラフトビール好きにとっては是非一度訪れてみたい聖地ともいえます。
今回ご紹介するのは、横浜市内で最も古くから醸造を行っている『横浜ビール』の横浜ラガーです。
飲みごたえのあるIPA
今回紹介する横浜ラガーのビアスタイルは、インディアン・ペール・エール=IPA、アルコール度数は5.0%、IBU(=苦み指数)は45となっています。
クラフトビールがブームになる前は、まったくと言っていいほど日本では流通していなかったインディアン・ペール・エール。ひと口目から舌にガツンとくる苦みが特徴で、ペール=薄いというネーミングとは裏腹に癖は強め。ビールを初めて飲む人やビールが苦手な人にとっては飲みにくさを感じるスタイルかもしれません。
「癖が強い」「苦い」と、ネガティブなワードが強調されるも多いIPAですが、だからこそ虜になってしまうというのも事実。一度ハマってしまうと「あの癖が無いと物足りない」「苦味が恋しい」となるわけです。
受賞歴も多い正統派
2024年、横浜ビールの「アルト」が、世界最大のビール審査会「World Beer Cup」で銀賞を受賞したとのこと。
日本のクラフトビールの歴史自体は、海外に比べるとまだまだ浅いものかもしれませんが、近年、続々と世界の大会で日本のビールが評価されているところをみると、ビールの世界でもジャパン・クオリティは通じるのだなと嬉しくなります。
この横浜ラガーも、これまでジャパン・グレートビア・アワーズの銀賞をはじめ、国際ビール大賞などでの受賞歴がある、評価の高いビールです。
生で飲んでみたい!IPA
ここ数年、醸造所の横に飲食店を併設するスタイルが増えてきています。横浜ビールも「UMAYA」というレストランを経営しているとのこと。
神奈川や横浜の食材を使った料理を楽しみながら、出来立ての横浜ビールで乾杯…旅のプランとしても魅力的です。