クラフトビールを推したい！ 美味しさを知って欲しい！ フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある！ 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者が、オススメしたいクラフトビールを紹介します。
今回は、広島県の醸造所『宮島ブルワリー』の宮島ビール Weizenをご紹介します。白ビールとも呼ばれる、滑らかで飲みやすいフルーティーなビールです。
『宮島ブルワリー』宮島ビール Weizen
日本屈指の観光名所、広島県・宮島にある醸造所『宮島ブルワリー』。手つかずの自然が残り、世界文化遺産にも指定されている弥山（みせん）原始林の伏流水を仕込み水の一部に使用し、こだわりのビールを醸造しているブルワリーです。
今回紹介する宮島ビール Weizenは、宮島ブルワリーのなかでも人気の商品。なめらかな飲み心地でビール嫌いの人でも飲める！ と評判の1本です。
"好き"になる要素がたくさん
宮島ビール WEIZENのアルコール度数は5％、IBU（＝苦味指数）は8となっており、苦味はほとんど無し。ビールタイプはヴァイツェンです。
Weizen＝ヴァイツェンとは、ドイツ語で小麦のこと。小麦麦芽を50％以上使用しているビールをヴァイツェンビールといいます。
南ドイツのバイエルンを中心によく醸造されているタイプで、ドイツ語で白を意味する「Weiss（＝ヴァイス）ビール」と呼ばれることも。その名の通り、見た目は薄黄色のような、白っぽく濁っていることが特徴です。
この宮島ビールのヴァイツェンも白っぽく、乳酸菌飲料のような色味。泡がきめ細かいことも特徴のひとつで、その分口当たりも滑らかです。
このビールの味わいをひとことで表すなら「フルーティー」。ペールエールなどで感じる柑橘系のフルーティーさではなく、バナナやメロンのような発酵臭と甘味があります。
苦味がなく、滑らかな飲み心地で、フルーツのような甘味がある…「苦い」「お酒臭い」「泡がキツイ」といった、ビールに対するネガティブな概念を覆してくれる1本です。
燻製やチーズに好相性
ヴァイツェンと一緒に楽しみたいのが、燻製やチーズ。ヴァイツェンにも、ほんのりスモーキーな香りを感じるので、どちらの味わいにも好相性です。
燻製チーズやソーセージ、ナッツなどど一緒に食前酒として楽しむのもおすすめ。広島名産の牡蠣のスモークがあれば…最高のアルコールタイムになるはず！
