Googleで特定のワードを検索すると、さまざまなアクションやゲームを楽しめる「隠しコマンド」。新しいコマンドやゲームが発見されるたびに話題になっています。
今回は、Googleの隠しコマンドのひとつとも言われる『ブロック崩し』をレビューします。
元祖は壁打ちテニス!?『ブロック崩し』の歴史
ブロック崩しの元祖は、1976年にアメリカのゲーム開発会社「アタリ」が発売した『Breakout(ブレイクアウト)』というゲーム。服役中の囚人が壁打ちテニスによって塀を破壊し脱獄を図る設定だったそうです。これが時代と共に変化していき、現在のシンプルなブロック崩しゲームになったようです。
日本では、1980年代から1990年代初頭にかけて喫茶店のテーブルにくっついていたアーケードゲームがきっかけで世間に定着しました。2024年2月時点で「アーケードゲームができる喫茶店」はかなりレアな存在になってしまいましたが、ブロック崩しそのものは変わらず親しまれています。
バーを左右に動かすだけ。いろんな意味でシンプル設計
Google検索でブロック崩しを遊ぶには、まず「atari breakout」というワードで検索します。すると検索結果に『Play Google Atari Breakout Game』というサイトが表示されるので、そこにアクセスします。日本語版のウェブページに飛ぶか確認されますが、英語版のままプレイしてもほぼ変わりありません。
アクセスすると、スタートの確認なしにいきなりブロック崩しが始まります。せめてカウントダウンくらいはほしいところですが、無料で遊べるゲームなのであまり贅沢は言えません。
ゲーム画面の解説は上の画像のとおり。初期状態のリトライ可能回数は4なので、やや多い印象です。プレイ中の効果音もレトロゲームっぽくて筆者は好きですが、音量オフで遊ぶことも可能。
下の青いパドル(バー)をマウス移動もしくはキーボードの左右矢印キーで操作して、ボールが落ちるのを防ぎつつブロックをすべて壊すだけなのですが、ボールの動きがいきなり早くなったりして落としてしまいがち。
ブロックの上と天井の隙間に入ると楽なのですが、ブロックが消えた部分も増えてくるので、当然ボールもすぐに落ちてきます。このあと、うっかり1ミスしてしまいました。
Google検索のブロック崩しはステージに上限がないのか、すべてのブロックを壊しきるとすぐさま新しいゲームが始まります。もちろん、特別な演出はなし。本当にシンプルなゲームです。
リトライ可能回数が0の状態でミスをするとゲームオーバーとなり、最終スコアが表示されて終了。ひたすら同じステージで同じ作業を繰り返すので、正直にいうとかなり飽きやすいシステムです…。
もちろんスマホ対応。ちょっとした息抜きに◎
Google検索版『ブロック崩し』は、スマホにも対応。画面上でパドルをスワイプして遊びます。パソコン向けに比べるとどうしても画面サイズが小さいため、ブロックの数も少なめ。ちょっとした息抜きや暇潰しにもなります。
ちょっとした気分転換におすすめ
ブラウザだけで遊べるGoogle検索版『ブロック崩し』は、非常にシンプルなシステムで気軽に遊べる伝統的なゲーム。ちょっとした気分転換に遊んでみませんか?