今日はどうしてもビールが飲みたいのに! 泣く泣く諦めなければいけないときもある。大人だからこそ、涙を飲んでお酒は飲まずガマンした経験が誰しもあるはず。
そんなときに頼りになるのが、ローorアルコールビールですよね。
今回ご紹介するのは、『ヤッホーブルーイング』の「正気のサタン」。クラフトビールに本気の醸造所が作った、本気のロー・アルコールビールです。
『ヤッホーブルーイング』正気のサタン
ローorノンアルコールビールの発祥は、1920年代。アメリカで禁酒法が制定されたことで、「Near Beer=ビールに近い飲み物」が作られたことが始まりでした。
日本のビール風飲料の先駆けとしてはアルコール度数約0.8%の「ホッピー」が有名。こちらは1948年に関東で販売が開始され、今でも根強い人気を誇る商品です。(ちなみに、関西在住の筆者にとっては未知で憧れの飲み物でもあります)
数十年前から作られているローorノンアルコールビールですが、一昔前までは日陰の存在だったのも事実。美味しさの面でも人々の意識の面でも、あまり必要とされていないのが現実でした。
ところが、ここ数年、飲酒に対する意識改革が進むなかでローorノンアルコールビールの需要も激増。ビール以外にも、サワーやワイン、日本酒まで! ローorノンアルコールを謳っている商品はたくさんあり、陳列棚を見るたびに驚いてしまうほどです。
今回ご紹介する『ヤッホーブルーイング』の「正気のサタン」も、アルコール度数0.7%のロー・アルコールビール。あの『ヤッホーブルーイング』が作っているということで……期待も高まります!
ロー・アルコールビールだけどIPA
ロー・アルコールビールを「正気のサタン」と名付ける、その抜群のセンスに感服しつつ、ひとくち。最初の印象は「あ、酸っぱい!」酸味がしっかりあって、柑橘系の香りが広がります。
アルコール度数は0.7%。当然、飲んでいてもほとんど“酔い”は感じません。ビールと全く同じ味わいとはいえませんが、金色でシュワシュワしているだけでもない! クラフトビールを飲んだ時に近い、満足感があります。
というのも、「正気のサタン」はクラフトビールと同じ醸造方法で作られているとのことで、ロー・アルコールビールでありながらIPAというこだわりぶり。
さすが『ヤッホーブルーイング』、飲みたいけれど飲めないときの、あのもどかしさをよく理解していらっしゃいます。このビールがあれば、飲めない日の悲しさも半減してくれそうです。
もちろん完全な0.0%アルコールではないので車を運転する際などには飲めないのでご注意を。
ゴキゲンになりたい日の1本に
“ゴキゲンだけがほしいのさ”というキャッチフレーズ通り、アルコールを含んでいなくても気分はほろ酔い。味はもちろん、おしゃれなヤギのイラストも、食卓に華を添えてくれます。
ロー・アルコールビールは“仕方なく飲むもの”から“飲みたいから飲むもの”に変わるかも?! どうしても飲みたいけれど飲めない日の1本として、冷蔵庫に常備してみては?