フツウのビールよりは高いけれど、クラフトビールにはその価値がある! 生粋の“クラフトビール・ラバー”の筆者がクラフトビールを紹介。
今回取り上げるのは『サッポロ』のココロクラフトホワイトエール。『サッポロ』がセブン&アイグループと共同開発した“ココロに寄り添う”クラフトビールです。
『サッポロ』ココロクラフトホワイトエール
クラフトビールといえば少数生産でニッチな存在というイメージがありましたが、ここ数年は大手メーカーからもたくさんのクラフトビールが販売されるように。『キリン』のスプリングバレーシリーズを筆頭に『アサヒ』や『サントリー』、そして『サッポロ』からもさまざまなクラフトビールがリリースされています。
今回ご紹介するのは、『サッポロ』がセブン&アイグループと共同で開発した「ココロクラフトホワイトエール」。コンビニエンスストアで買える気軽さが嬉しい! ご褒美ビールです。
爽やか系ホワイトエール
国産ホップを使用している「ココロクラフトホワイトエール」のアルコール度数は5.5%、ビールスタイルはホワイトエールです。
ホワイトエールの特徴といえば、小麦を使用しているところ。
大麦だけを使用しているビールとは違い、小麦のタンパク質=グルテンの働きによって泡はきめ細やか、保ちも良くクリーミーな口当たりとなるのです。
汗をかいた後に飲みたい一杯というよりは、のんびりした一日の締めくくりにゆったりと飲みたい……くつろぎタイムにぴったりのビールタイプといえます。
“クラフトビール”の定義が揺らいでいるのでは!?という疑念
『サッポロ』がセブン&アイグループと共同開発した「ココロクラフト」シリーズも、これで3弾目。大手メーカーがクラフトビールを販売することが当たり前になってきた昨今、ふと、「クラフトビールの定義って何?」という疑念が浮かんでしまうのも事実です。
いくら期間限定、一部の店舗限定と銘打っていても、大手メーカーが販売するとなれば数量は桁違い。どこにでも売っているものを、果たしてクラフトビールと呼んでもいいのか? という気持ちにもなったり。
もちろん、クラフトビール市場が広がること自体は大歓迎なのですが“クラフト”という言葉の濃度が薄くなってしまっていることも否めない気がしています。
愛ゆえに不安を感じてしまう、複雑なファンゴコロ。ここ数年のブームはクラフトビールを発展させるのか、それとも……?
一介のクラフトビール好きでしかない筆者ですが、今後の流れが気になっているところです。
ホワイトエールはおつまみなしで◎
いろいろと思いを巡らせたりはするものの、結局は美味しければなんでもいいか! という結論に達してしまうのもまた事実。旨い酒の前では、御託などつまみにならない。無粋でしかありません。
今回ご紹介したビールも含め、ホワイトエールは是非ビールだけで楽しみたいところ。ごくごく喉を通さず、じっくりと味わってみて!