「経営難で閉館の危機!」という内容のポストがTwitter(現X)でバズったことをきっかけに知った『シャレコーベ・ミュージアム』。もしかしたら同じタイミングで知った方もおられるでしょうか。
シャレコーベミュージアムの所在地は、兵庫県尼崎市。ずっと気になっていながら、なかなか足を運べずにいましたが、さまざまなピースがやっとはまりお邪魔できることに。
気さくな二代目館長さんにお話を伺いながら、シャレコーベに見るあれこれを感じ学んできました。
頭蓋骨をとおして人生を見つめ直す
到着すると、おふたりが手厚くお出迎えしてくれます。SNSで見かけて存じていたので、お会いできて光栄です。
奥に見える車も、なんだか可愛い予感がしますね。
バス通り側からの外観は「そうだよね、ミュージアムってこんな感じだよね」という印象ですが、建物の裏手にまわると「SNSで見たやつ!!!」と対面できます。
館は3階建てで、全てのフロアが展示室となっています。1階から徐々に、専門性や深度が上がっていく構成で、生活から、ポップアート、民俗学、医学など、さまざまな側面からスポットを当てる展示内容です。
人間誰しも最期に行き着く姿は骸。最後の姿のさまざまな展示に、自分の生き方を見つめ考えてほしい、という初代館長の思いを受け継ぎ、運営しておられます。
日本では、骸骨、どくろ、などといわれると、きもちの悪い印象がありますが、私の本やこのミュージアムを通して、自分の最後の姿である死 そして自分の人生を見つめなおしていただきたいのです。
引用元:シャレコーベミュージアム公式サイト
始まりは初代館長のコレクション
シャレコーベ・ミュージアムの始まりは、初代館長のコレクション。脳外科医でいらした初代館長。お仕事の関係から、頭蓋骨とは馴染みが深かったのですね。
その蒐集のきっかけとなったのは、本物のスカルの目にビー玉が入ったオブジェ。チベット製で、サンフランシスコのショプで心惹かれて購入したのが始まりだそう。
展示品数は約1000点。収蔵品は8000点超!
収集を始めた頃は自宅2階の1室にディスプレイしていましたが、それから2年。点数も増えたことから、自宅の2階のみならず1階にも陳列をはじめ、それを『シャレコーベ・ミュージアム』と命名します。
そして2011年11月に現在の場所に移転し、オープンしました。
現在の展示点数は約1000点。スペースにぎっしりと展示される“シャレコーベ”の数々は、セクションごとに違った雰囲気を放っています。
展示されている以外にもたくさん収蔵しているとのことで、その点数は展示品と合わせて約8000点とのこと!
たまに部分的に展示替えをするものの、展示総数の多さに、リピーターのお客様も「替わってる?」というリアクションのことが多いそう。たしかにこれだけ細かくたくさん展示されていたら、間違い探し的な感じになるのも頷けます。
駅から歩けるけど、阪神尼崎駅からバスが便利。
『シャレコーベ・ミュージアム』の最寄りは、南浜田バス停。阪神尼崎駅から宝塚行きのバスに乗車して10分ほどの距離です。
もう少し電車で近づいて歩くかタクシーか、という選択肢もありますが、すぐそばまで連れて行ってくれるバスが楽チンかなと。
車の場合、ミュージアムに駐車場はないのですが、目の前がコインパーキング。ほかにも近くにいくつか見えたので、困ることはなさそうです。
次回vol.2では、シャレコーベ・ミュージアムのメインである、展示内容についてご紹介します。
『シャレコーベミュージアム』
〒660-0062 兵庫県尼崎市浜田町5-49
《電車の場合》
・JR 立花駅 徒歩15分 タクシー6分
・阪神電車 尼崎センタープール駅 徒歩15分 タクシー5分
・阪神電車 尼崎駅 バス10分 南浜田バス停下車
《お車の場合》
・名神・尼崎IC 15分
・阪神高速・尼崎東出口 15分
※駐車場がないため、近隣のコインパーキングをご利用ください。
⚫︎開館日: 不定期な日曜・祝日 公式X、公式Insutagramでご確認ください。
⚫︎開館時間: 10:00〜17:00(最終入館:16:30)
⚫︎入館料:中学生以上: 1000円
小学生: 500円
※入館時にはスリッパに履き替え。
※通路が狭いため、車椅子での入館はできません。
シャレコーベミュージアム 公式サイト