ショップ風景は、取材に際し許可を得て撮影しています。
さて、ここまで展覧会をたっぷり堪能してきました。ということで、その感動を胸にミュージアムショップへ!
展示室を凝縮したようなオリジナルグッズと、そこから選び抜いて連れてきた購入品をご紹介します。
モダニズムを生活に溶け込ませるオリジナルグッズ

これまでカテゴリで分けて展示されていたところから、全ての要素がギュッと集まったミュージアムショップの賑やかさ! ガラス張りで広々とした空間にあるにも関わらず、濃密に語りかけてくる視覚情報の力強いこと。
クリアファイルやポストカードは作品の縮小版とも捉えられるのでもちろんなのですが、トートバッグやTシャツまでもが何かを訴えかけるような印象。グッズになってもなお、それぞれの作品が明確に目的を持って作られていることを感じられます。
なんとなく手に取って連れて帰るというよりは、こちらも明確に意思を持って選び取ろうと思わせてくれます。
お気に入りを手元に

今回は、どうあれ手元に欲しい図録と、特に気に入った作品のポストカードを連れて帰ってきました。

図録は、もういつも何度でも言いますが、展覧会が気に入ったら手元に置いたほうがいいですからね! ふと思い出したときにスッと取り出して振り返ることができるというのは、知識欲を満たす上でなかなか重要なので。
ウェブで調べればある程度の情報は出てきますが、その精度は自分で見極める必要があります。その点、公式図録はその道の専門家が情報をまとめてくれているため、情報は正確ですし、その深度が違うことも感じられます。
なので買いなんですよ、公式図録は。こちらはA5サイズなので、単行本のように持ち歩いても楽しいかもしれません。

左の「ベルリン自由民衆劇場」は、実物もほんとうに良くて。ただただ大好きな直線と曲線と青を手元に置いておきたい! という思いで。これはね、とにかく実物を見てほしいですね。
中央の、映画「ピエールとポール」は、面白いタッチの点描だなぁと思って近づいて行ったら、これなんと、俯瞰から見た群衆で。この映画については何も知らないのですが、ポスターの意味は気になりますよね。
右は、映画冊子「カインド・ハート」。社会的地位のありそうなおじさんたちが棺に横たわっているように見て取れます。そこに強い表情の銃を持った男性。ということは? から、想像を巡らせたくなる作品だなと。
会期は2025年5月18日まで!東京都庭園美術館で初夏の木漏れ日と共に楽しんで

ミュージアムショップまでたっぷり堪能した『戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見』。会期は2025年5月18日まで!
だんだんと夏が見え隠れし出した5月。東京都庭園美術館の木々からもれる、初夏の木漏れ日と共に、一度は途絶えたドイツの芸術文化を楽しみに足を運んでみてはいかがでしょうか。
作品は熱量高くても、館内は涼しいですからね。
『戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見』
⚫︎会期
2025年3月8日(土)〜5月18日(日)
⚫︎時間
10:00 〜 18:00 (入館は閉館の30分前まで)
⚫︎会場
東京都庭園美術館(本館+新館)
⚫︎休館日
毎週月曜日
⚫︎観覧料
オンラインによる事前予約制を導入しています。
◆観覧料一覧
一般 1,400円
大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円
中学生・高校生 700円
65歳以上 700円
※別途団体料金の設定あり。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。