前回、前々回と『愛・地球博記念公園の観覧車』をご紹介しました。
筆者モロ好みの、そして東海一の高さを誇る素晴らしい観覧車へ連れて行ってくれた【リニモ】を、今回はご紹介します。

リニモ。それは近未来の乗り物
リニモとは、愛知高速交通が運営する愛知県の磁気浮上式リニアモーターカーのこと。
開業は2005年3月6日。そう、愛知万博の『動くパビリオン』として開発されたリニアモーターカーなのです。
2005年3月26日から9月26日までの会期中、2000万人もの人を運搬したのだとか。愛・地球博の訪問人数が2200万人なので、9割以上の人が利用したことがわかります。
関東の無人モノレールとは一線を画す仕組み
東京都•新橋駅〜豊洲駅を結ぶ、1997年より運行しているゆりかもめは高速道路と同じ仕組みで、地面を4輪のタイヤで走ります。車輪の構造上パンクに強く、乗り心地もよいと言われています。こちらの車体は、浮いていません。
東京都•日暮里駅〜見沼代親水公園駅を結ぶ、2008年から運行している日暮里舎人ライナーは、ゴムタイヤでレールの上を走行しています。そのため、雪の影響を受けやすいという事でさまざまな対策がとられているとか。そして車体は、浮いていません。
愛知県•藤が丘駅〜八草駅を結ぶリニモの運行方法は【磁気浮上式】。この運行方法は関東のモノレール、新交通と大きく異なり、走行時のレールとの接触がありません。そのため騒音や振動が小さく、快適な乗り心地を実現しています。
レールと接触していない!! そう、車体が浮いてます!!

また騒音が小さいということで、車体を遮音する必要がないため、窓を大きく取ることができ、見晴らしがよいのも特長のひとつです。
地下鉄東山線終点駅からすぐ、リニモの乗り場が

リニモの停車駅は9駅。

愛知万博に合わせ開業されましたが、今ではジブリパークへ訪れる際に利用する人が多いのではないでしょうか。

駅のそこかしこにジブリの絵がありました。
乗車して驚くなかれ、このなめらかさ
乗り込んだ藤が丘駅は始発のため、座ることができました。なめらかに滑り出す感覚はなかなかない体験。なめらかプリンもびっくりのなめらかさ。
走行音も本当に小さい。これが『浮いて走行』ということですね。
藤が丘駅から約11分で公園西駅に到着
以前ご紹介したとおり、観覧車へのアクセスは公園西駅が便利です。

リニモからも観覧車が見えてくるので、興奮ポイントとして記しておきます。
運行開始からすでに20年が経過
ゆりかもめも、リニモも、運行開始からすでに20年以上が経過。
開業当時『近未来』として作られた車両は、時を経て『今』も走っています。
インターネットやスマホ、AIが発達した20年。『乗車して体験できる近未来』に、一度は乗車してみることををおすすめします!
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