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【1430円】作者が伝えたかった情熱の塊。時を超え、愛され続ける太陽の塔 vol.3

筆者・佐古道美珠の使用ツール スマートフォン : iphone13pro 。今回の趣味は、外観であれば”カメラ”機能がついていればスマホでも一眼でもミラーレスでも・内部写真については”スマホ”のみでお楽しみいただけます!

vo.1では外観の楽しみ方、vol.2では、予約方法やショップについてご紹介しました。

vol.3の今回はついに内部の様子をご紹介です!(専用スマホケースを装着したため、画像が粗いものがあります。ご了承ください)。

※ここから内部写真がはいります※

いざ、内部へ。言葉を失うような展示の連続!

入ってすぐ太郎氏が構想したラフ画がずらりと。それだけで身震いしました。右上のが現実になってたら、たぶん恐怖で泣いている。

内部を進むと、4つの顔の最後の1つ、未来を現す『地底の太陽』が出迎えてくれます。

実はこちら、万博終了時から今に至るまで、オリジナルの地底の太陽は行方不明になっているのです。

現在こちらに展示されたものは、内部公開前に、太郎氏の設計図から作り直したものになります。2018年生まれなのでまだ6歳です。

プロジェクションマッピングで様々な模様、色味を演出し、観覧者を内部へと誘います。

メイン展示は人類の進化を表す『生命の樹』

左が上から見下ろした根元部分。右が下から見上げた先端部分。

高さ約41Mの鉄鋼製の『生命の樹』。これを軸に太古の世界から現代に向かって進化の過程を展示物であらわしています。

太郎氏いわく「生命の樹は血液。壁部分のひだが脳みそ」とのこと。

塔そのものが、外観と内部をもって1つの生命体であり、その生命体が太古の昔からの進化を包括して【太陽の塔】が完成した印象をもちました。

個人的な興奮ポイントはここ。いつまでだって見ていられる『両腕』

螺旋階段を登りきると、両腕までたどり着きます。万博当時ここは2階へ通じる通路だったそうです。ここを! 登れるの?! と想像しただけで通った方に嫉妬。いいなぁ。

今の展示では色がゆっくりと青から赤へ、赤から青へとグラデーションで変わっていきます。ちょうど人間の呼吸のスピードと同じくらいだったので、太陽の塔の呼吸のように感じました。

ここで展示の最上階となります。

下りは階段。そこにも膨大な写真や資料

惜しみながらも帰路も階段にて。その間にも建設までの歴史が数多く掲載・写真の展示があり、最後の最後まで見応えがありました!

内部をゆっくり回ると、1時間ほどかかります。下りは写真を撮りながらやや急ぎ足になってしまいました。が、パンツ姿の太郎氏を撮れたので良しとします。

『芸術は呪術である』

この一言の衝撃たるや。

筆者が太陽の塔を好きな理由が、そして17年間【いつか現物を】と思い、狂気と執着で訪れた理由がわかりました。

この巨大建築物は『目に見えない力が働いて造られた』と感じたのです。

こんな途方もない大きさのものを、1人の指揮官が構想し、頭の中のイメージを資材で表現することは普通ではできません。

それをやりきって、現代まで一度も移動することなく立ち続けていることこそが、太陽の塔の『呪術』だと思いました。

歴史の重みを感じる体験。太郎氏が伝えたかったこととは

万博とは【平和の象徴】【異文化とのコミュニケーション】のため開催されます。そして大阪万博では【人類の進歩と調和】を掲げていました。

1970年という時代を考えると、高度経済成長期真っ只中。日本の豊かさが永遠に続き、それと比例して人類は進化していくと疑わなかった時代。

太郎氏はその考えを疑問視し、果たして『豊かさ』と『人の進化』が比例するかの問いをこの太陽の塔に込めたそうです。

大阪都市部からのアクセスは正直、よくないです。しかし、太郎氏が現代にまで問いかけ、万博終了から半世紀以上あの場に鎮座している『答え』を生で体験してみてはいかがでしょうか。

【交通】阪急梅田駅(阪急三番街)よりエキスポシティ直通バス(土日祝日のみ)640円/大人片道

【休館日】月により異なる(オフィシャルサイトをご参考ください)

【開館時間】10:00-17:00(夜間延長期間は-19:00)

【入館料】930円

【ケースレンタル料】500円

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佐古道 美珠

好きなものにはまっしぐらの元スタジオカメラマン。雑学と音楽と鉄骨と写真と子供達を愛するワーママです。忙しいぐらいが性に合う生粋の馬車馬体質。時々着物を着てお出かけします♪

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